恵山(えさん)(618m)<函館市>
7:50 自宅発
登山 | 地点 | 下山 |
9:10 | つつじ公園駐車場 | 12:50 |
9:20
10:00
10:15 |
林道終点
尾根〜谷地形へ
西尾根末端 |
つつじ山
恵山展望台
権現台コース分岐 |
12:40
12:00
11:30 |
10:50 | 頂 上 | 11:00 |
[1:40] | 所要時間 | [1:50] |
13:00 福祉センター(入浴)
14:40 帰宅
|
昨年、「昔、恵山の頂上へ直接登る西尾根コースというのがあったらしい」ということを小耳に挟んだ。検索してみたら1件だけヒットした
貴重なヤマレコがあった。
聞いたこともない南面のスカイ沢の右岸尾根から源頭部の稜線のコルへ登り、火口原の西尾根を登るコースだった。春になったら挑戦するつもりで温めていた。単独で決行するつもりだったが、タイミング良く、前日になって、NZから歯の治療で帰国しているSHOさんから「どこか山に行きませんか?」と打診メールが入った。早速、この計画に乗ってもらった。
二人とも、登りも下りも初ルートである。結果的に、下の尾根や西尾根にも、昔の登山道(鹿道兼用?)の痕跡や踏み跡が残っていて心強かった。久しぶりにワイルドで新鮮な山が楽しめた。
○まずはスカイ沢右岸尾根を稜線のコルへ
スカイ沢右岸尾根は、つつじ山〜恵山展望台へのクラシックルート(「北海道夏山ガイド」初版本に掲載されていた)と一部ダブる所があるので、そちらからもアクセスできるが、登りは、ヤマレコの記録を忠実に辿ることにし、下りは、そのクラシックルートを下ることにした。
つつじ公園の駐車場に車を置いて、つつじ山の南裾をぐるっと回る道路を進む。
向きを北に変えると、正面に恵山が見えてくる(1)。この角度から眺めることがなかったので、新鮮な感じだ。山頂までの西尾根と思われる一部も見えている。
林道終点の先には、道有林の境界標石が設置されている刈り払い道が続いていた(2)。やがて、つつじ山から続くクラシックルートと合流し、右の尾根へ続く急斜面の踏み跡を辿る。鹿道があちこちにあるので分かりずらいが、昔の登山道の名残の青いペンキの印がルート上の木や石に付いていた(3)。
下の石にも、青いペンキでの進む方向を示す矢印も数か所見られる(4)。尾根にでると、展望が広がり、尾根の正面に恵山展望台ピークとその右手に続く西尾根が見えてくる(5)。
尾根上には、ケルンも2ヶ所見られた。これも昔の登山道の名残だ(6)。右下には深いスカイ沢の迫力ある源頭部が覗く(7)。恵山にこんなところがあるなんて・・・新鮮な驚きだった。
尾根の道は展望台ピークへ続いているが、その右隣の黒い岩峰との間のスカイ沢の源頭部から続く谷地形へ上がる予定だ(8)。下からトラバースしようとしたが、火山灰が崩れて危ない。
上の方まで登ってから、トラバースした(9)。
スカイ沢から続く谷地形の中の熔岩帯にも、明らかな古い道の痕跡が続いていた(10)。なんと、古タイヤが埋まっていたのにはビックリ(11)。この上にも車道などはない。いつ頃、どのようにしてこんなところにタイヤを捨てたのだろうと不思議でならない。
ここまでも、初めて登るルートで、十分ワイルドで楽しかったが、この先に、やはり初めて登る西尾根があると思うと、ワクワクして来る。