恵山(えさん)(618m)F  <賽の河原駐車場コース>  2名 06,6,14
 96,5,25の椴法華コースからの「恵山〜海向山」へ  99,10,24紅葉時期「恵山〜海向山」へ
01,6,10のHYMLオフミ登山  02,10,27のHYMLオフミ登山 03,6,08のHYMLオフミ登山
05,9.28の「岩崎元郎さんと登る新百名山・恵山」  05,10,26&,28の「恵山、海向山
 悪天候が続き、花のピークにはやや遅きに失した感があったが、やはりエゾイソツツジの独壇場だけだった・・・

10:00 自宅発
11:00 賽の河原駐車場着
登下山地点
11:10
11:25
12:10
12:50
13:30
13:35
14:15
14:45
駐車場
権現コース分岐
頂上着
 〃発
権現コース分岐
岬展望台
461ピーク
駐車場
15:00 石田温泉
16:30 帰宅
 函館地方は6月第2週から連日悪天候が続き、「ツツジの頃に連れて行く」という妻との約束が延び延びになっていた。花のピークをやや逃した感はあったが、つかの間の一日だけの好天日を狙って出掛ける。紅葉狙いの昨年10月下旬以来の7回目の再訪である。

 案の定、恵山ツツジ公園のヤマツツジはすでにピークを過ぎていてすっかり色あせていた。賽の河原駐車場に着くと、久しぶりの好天のせいか多くの観光客や登山者で賑わっている。

 しかし、駐車場付近にあるサラサドウダンツツジは花を付けていない木が多い。その後も1割くらいの木にしか花を見ることができなかった。3種類のツツジの競演期待はここで萎んでしまう。

 海洋性のガスが少しずつ切れてきて青空が覗くようになる中、駐車場をスタートする。後ろから札幌から来たという10人グループもスタートする。やはり、サラサドウダンツツジの花がないのを嘆いている。

 しかし、エゾイソツツジだけはちょうど見頃を迎え、一面その白い花を咲かせている(1)このHPの掲示板で話題になっていた虫眼鏡をカメラのレンズに当てるとアップの写真が撮れるという書き込みを真似て早速試してみた。確かにこれまででは焦点が合わないエゾイソツツジのアップ画像を撮ることができた(2)

権現台コースに入り、毎度お馴染みの溶岩のオブジェを楽しみながらのんびり歩を進める(3)昨日までの雨で足下は締まって歩きやすいが、気温の割には湿度が高く、汗が噴き出る。太平洋は一面海洋性のガスで覆われていて雲海となっていて、写真だけを見ると高山にいる感じである(4)途中、顔なじみのいる地元のグループに出会うが、同じように「悪天候が続き、今日になってしまった」とのことである。

  のんびり歩きでもちょうど1時間で頂上に到着する。昨年の9月下旬、この恵山を新日本百名山に選んだ岩崎元郎さんの登山会に合わせて急遽設置した頂上標識も一冬越えてペンキが剥げてきていて、支柱もぐらついている(5)次回は補修が必要であろう。

 いつもは三方が海に囲まれているが、今日はその三方が雲海である。そんな眺望の中、インスタントラーメンにソーセージを入れただけの昼食を摂る。頂上標識の下や権現様の下には、平日と思えないほどの登山者で賑わっている。下山を開始する頃にはガスもだんだん晴れてきて、これから辿る予定の外輪山やその噴煙越しに海向山、その奥に古部丸山がくっきりと見えるようになるが、銚子岬はガスに覆われたままである(6)
 
  いつもは海向山とセットで登ることが多いので、物足りなさもあって、賽の河原を挟んで連なる外輪山の461ピークを巡って駐車場へ戻ることにする。椴法華コースの岬展望台分岐まで進むが、その両側にあるサラサドウダンツツジも花を付けていない木がほとんどである。

 岬展望台を下って461ピークへの道を辿る。進駐軍の無線基地の土台跡の先は、モデル歩きをしなければ歩けない細い踏み跡を辿ることになるが、期待した花は時期が過ぎているのかめっきりと少ない。しかし、この上から見る賽の河原越しの恵山の全景は何度も見ているが、いい眺めである(7)

 461ピークから細い踏み跡を辿って駐車場へ到着し、4時間ののんびり山行のゴールである。石田温泉に入って帰路に就く。
数は少なかったが彩りを競っていた花々

サラサドウダンツツジ

サラサドウダンツツジ

かろうじて残っていたエゾヤマツツジ

イワカガミ

満開のタニウツギ

ハイネズorリシリビャクシン?



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