円錐峰(690m)A<石狩市厚田>
<左股川林道〜西南西直登尾根ルート> 山スキー&ツボ足  5名 12、3,24
08,9,21の北面沢ルートへ
札幌のHYML仲間4名と共に長い林道を歩き、夏と冬の2度目の登頂

6:20 厚田市街地で合流
    発足地区から左股川林道へ 
登山
地 点
下山
 7:00
 9:20
 9:30
10:45
除雪終点
尾根取り付き
スキーデポ(310)
頂 上
12:55
11:25
11:15
10:55
[3:45]
所要時間
[2:00]

14:00 新十津川温泉(入浴)
18:00 滝川道の駅(車中泊)

 石狩市厚田川の奥深い源流部に聳える山だが、4年前の秋に一度東側の沢から一度登っている。イメージ的には、尖った円錐を連想するが、地図を見ても、黄金山から見ても四方にゆったりとした尾根を延ばした四角錐の感じの山である。

 今回は、たまたまスキー関係で歌志内出張が入ったので、週末は必ず山に入る札幌のHYML仲間のヤマちゃんに電話を入れてみた。今日は円錐峰の予定だと言う。メンバーは、2年前まで函館に勤務していて薮山を何度も一緒に登り歩き、道内700m超峰完登まであと13座と迫ったko玉さん、これまで何度かご一緒したことのあるタッチさん、昨夏野塚岳で初対面のmocoさん・・・彼等と旧交を温めながら別ルートからの冬の再訪も悪くない・・・ということで、仲間に加えてもらった。夕方発って、昨夜の内に待ち合わせの石狩市厚田まで走って、朝、彼等と合流。

 道々月形・厚田線の厚田の発足地区から左股川林道へ入る。3.5kmほど入った最終人家が除雪終点だった。その地点に無理矢理3台の車を停める(1)

 尾根取り付き地点まで9km弱の距離がある。とても一人なら耐えられない距離だ。我々が4年前の秋に沢から登ったときの厚田林道は、大雨でずたずたになり、冬にしか登れない山になったらしい。

 長い林道もおしゃべりしながらだとそれほど苦にならない(2)

 今年はどこも雪が多いらしく、ここのカーブミラーも頭を出しているだけだった(3)

 




 1時間20分ほど歩いて、ようやく目指す頂上部分(手前ピークの後ろの真っ白なピーク)と対面(4)

 標高点361のある南西尾根に取り付く予定だったが、取り付き部分が急なので、もっと奥へ進み、標高点310のある西南西直登尾根に変更する。

 その手前の沢から取り付いて、左の尾根へ上がることにした(5)ここも急で、手こずり、自分はスキーを脱いで手に持って突破した。

 尾根に上がったら、予想以上に狭くて急斜面なのと、雪が固かったので、標高点310付近にスキーをデポしてツボ足で登ることにした。これが」正解で、深いラッセルもあったが、どんどん高度を稼ぐことができた。






 
 
 登りはじめの頃は谷間を挟んだ山が見えていたが、高度を上げていくと、だんだん遠望が利かなくなってきた(6)周りの名前のある濃昼岳や安瀬山が見えないのが残念。特に緊張場面もなく、4年ぶりの頂上へ。夏と冬では全く別の山だ。 雪も降ってきたので、記念写真を撮って即下山(7)ツボ足でも下りは速い。登りの1/3の30分で林道まで下りた。


 帰りの林道は、斜度が少ないので、殆ど歩くスキー状態だ。ナコヤナギの芽吹きを眺めたりしながらのんびり下る(8)ただし、朝は気温が低かったから心配はしなかったが、帰りには上から雪崩れてきそうな崖状の箇所が3ヶ所ほどあった。この通過部分が、今回の核心部だった(9)
 
 他のメンバーは全員初登頂だが、こんなマイナーな山にもかかわらず、自分は夏と冬の2回目の登頂だった。久しぶりに懐かしいメンバーと旧交を温めながらの山行は長い林道歩きも苦にならなかった。彼らと別れて、新十津川温泉へ向かった。

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