恵庭岳C(1319.7m) <西峰まで>
5:30 樽前山7合目登山口駐車場
登山 | 地点 | 下山 |
6:10
8:00
8:40
9:45
10:10 |
登山口
第一見晴台
第二見晴台
頂上手前
西 峰 |
12:50
11:15
10:55
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10:15 |
[4:00] | 所要時間 | [2:35] |
14:30 大滝ふるさとの湯(入浴)
18:00 帰宅
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支笏洞爺国立公園の最高峰で、支笏湖畔の北側に聳えるコニーデ型の活火山・恵庭岳(1)・・・頂上下部に東向きの火口があり、火口より東方に延長した深い亀裂がポロピナイ沢となって湖岸に達している。この亀裂には数カ所の噴気孔がある。現在は、頂上付近の崩壊が進み、危険なので8合目(第二見晴台)から先は立入禁止となっている。
山名の由来は、アイヌ語の山名「エ・エン・イワ」(頭が尖った岩山の意)に因り、それが恵庭市の地名の由来にもなっている。
この岩塔のピークに立ったのは、一人歩きの山を始めた翌年の1993年だった。その後、2003年の十勝沖地震で山頂部の崩壊が進み、第二見晴台が頂上とされている。しかし、その後も、本峰まで登っている記録は多い。
2011年5月には、14年ぶりに妻同行で第一見晴台まで登ったが、その上はまだ雪が残っていて無理できなかった。さらに、14年2月にスキーで北東尾根コースから頂上岩頭の根元まで登っている。
2年前の頂上岩塔のでべそ岩が崩落して以来、昔の取り付きは閉鎖され、頂上までの新しいコースができたようで、西峰にも登ったという記録が増えている、そのあたりを確かめたくて、このたびのトライとなった。
6:10登山口をスタート。まだ車は自分の1台だけだった(2)。新しく整備された砂防ダムを見ながら、ダム工事の道路を進む(3)。
登山道に入った途端、今回の台風のよる倒木ジャングルに突入(4)。しかし、ご丁寧に細かなピンクテープが結ばれ、それに沿って歩いた踏み跡ができていたので、前進することができた(5)。
跨いだり、潜ったりで、それだけで疲れてくる。台風のすぐ後に、最初に登った人や、このピンクテープを付けてくれた人は、ものすごい苦労をしたことだろう。感謝・感謝である。
標高500mを超えると、顕著な尾根に乗り、少しはマシになった。それでも、今度はダケカンバを中心とした倒木が多くなる。1時間30分も登った700m付近までも、こんな倒木ジャングルが続いた(7)。
倒木ジャングルから解放されたら、ロープを設えられた急で長いルンゼを登る(この写真の上にもまだまだ続く)。ここは危険なので登り専用と下り専用に分かれている(8)。
そこを登り切ったら、第一見晴台の岩場が飛び込んできた(9)。
まずは、頂上岩塔と爆裂火口をバックに1枚(10)。 次に支笏湖をバックに1枚(11)。
10分ほど休んで、さらに前進。ここから先は25年ぶりである。第二見晴台までは、爆裂火口壁の尾根を登る。足元は岩場だが穏やかな登りが続く。
尾根の途中から火口壁とその向こうにイチャンコッペ山を見下ろす(12)。第二見晴台から頂上岩塔を見上げる。相変わらずの迫力だ(13)。
現在の頂上は、ここまでで、頂上標識もぶら下がっている(14)。その先にはロープで通行止めの標識も下がっている(15)。一般登山者はここまでが無難である。
しかし、今回は、最近のネット上の記録を参考に、25年ぶりの頂上岩塔と可能であれば西峰狙いなので、さらに前進する。