英嶺山(521.4m)  
<羅臼コース>   単独 17,5,10
@08,7、21の記録へ
羅臼湖再訪に先立ち、への知床峠のゲートが開く前に、天候のリベンジで再訪

登山
地 点
下山
6:25
6:50
7:10
7:30
登山口
四ツ倉沼
熊見台
頂 上
8:35
8:05
7:50
7:35
[1:05]所要時間[0:50]

羅臼湖へ

 羅臼市街地の裏山的存在の知床連山と国後島の展望の山で(1)、羅臼山岳会によって最近開かれた登山道がある。

 山名の由来は、かつて戦没者慰霊碑の裏に聳えていたので英霊山と呼んでいたが、英嶺山に変えたとのこと。

  前回は、08年の夏に、羅臼湖の後に登っているが、そのときは、天候に恵まれず、この山の売りである展望がなかったので、いつか天候のよい時に再訪しようと思っていた。
 
 今回も羅臼湖とセットになったが、知床峠へのゲートが開くまでの朝の時間に登ることにした登山口は、羅臼市街地の高台にある羅臼中学校の校舎裏にある。現在新しい校舎の工事中だった。

  前回は、後者のすぐ裏が登山口だったが、今回は300mほど林道を進んだ地点に移っていた。廃屋の残骸残る地点に登山道との分岐があり、そこが、登山口になっていた。

 台地へ登って行くと、前にはなかった三角山(189m)への登山道との分岐に出る。位置的に羅臼港と羅臼市街地の展望だっと言った感じの山であるが、羅臼港も市街地も、羅臼国後展望台から見ているのでパス。


 青空をマックに白い幹が生えるダケカンバ林の中に、広く整備された快適な登山道が続く(2)。台地の縁をたどる道の左手眼下には、手前に羅臼中学校とその下の羅臼市街地が見える(3)


 道端には、ヒメイチゲ(4)とミヤマスミレが咲いている。大きく右側にカーブして進むと、ダケカンバの木立の中に青空を写した美しい四ツ倉沼が現れる。前回は、後ろの英嶺山は見えなかった(5)


台地の縁の道を登ってくと「熊見台」の上に出た。ここからは、眼下の羅臼温泉街とその上に、これも前回は見えなった知西別岳〜昨日登った天頂山〜羅臼岳の連なりが広がる(6)


 熊見台から下りて振り返ると、そこは岩崖の上だった(7)。台地縁の道から急な尾根道となり、やがて頂上が見えてくる(8)前回より5分オーバーの1時間05分で頂上到着。


三等三角点(点名・孵場上)を手前に、前回は見えなかった羅臼岳から続く知床連山をバックに、記念撮影(9)


 羅臼岳の西側には、奥から遠音別岳〜知西岳〜天頂山の連なりも見える(10)。反対側には、やや霞みがちだが、国後島も見える(11)前回は、これらの展望がなかっただけに再訪の意義は大きい。


  頂上から少し下ると、眼下に、四ツ倉沼、三角山、羅臼市街地の展望が広がる(12)

国後羅臼港展望台から眺める国後島最高峰爺々岳の上から昇る日の出(13)この日の国内本土で最も早い日の出は、納沙布岬の3:58だが、羅臼は1分遅れの3:59となっている。納沙布岬の日の出は水平線からだが、ここ羅臼は国後島からの日の出となる。

 それを見たくて、3:30に起きて、国後羅臼港展望台へ。徐々に空が赤くなる。一番赤いのが、国後島最高峰の爺々岳の上。案の定、その左斜面から真っ赤な朝日が顔を出す。どんどん大きくなり、海面を走る光線もそれに合わせて徐々に長くなり、羅臼港に届いた。


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