伊達紋別岳7合目(644.4m)C
<太陽の園コース(登り)〜南側谷斜面(下り)> 山スキー  2名 13、2,14
02,12,01@&05,7,23Aの記録
12,10,31の紅葉登山の記録B
山スキー登山の記録が見当たらない山へ挑戦するも、天候が悪く7合目で撤退

7:50 壮瞥道の駅発
登山地点下山
 8:55
10:30
登山口
7合目
11:10
10:45
[1:35]所要時間[0:25]
11:50 弄月館(入浴・420円)
14:10 室蘭なかよしラーメン
19:00 島牧道の駅(車中泊)

 天気予報も良くないので、簡単に登れそうな山ということと冬にも登っておきたいということで、伊達市街地の北側に聳える伊達紋別岳を目指した。山スキー登山の記録は見当たらないが、夏に登ったときに眺めた夏道尾根と前紋別岳から派生する西尾根との間の一面笹で覆われたシャミチセ川源頭斜面が面白そうに見えたこともある。yukiさんも、以前からこの前紋別岳ピークからの西尾根の両側に広がる木の生えていない白い源頭斜面が気になっていたという。

 登山口のある太陽の園へ向かう。予想以上に雪が少ない。頂上稜線はガスで見えないが、頂上西側の植栽地斜面は一面灌木と笹が見えていて、とてもスキーで滑れる状況にない。登山者専用に用意された駐車場で準備をしていると、地元の登山者がやってきた。こちらの計画を話して、状況を尋ねてみた。「自分は大雪が降ったときに2度スキーで登ったことはあるが、沢の斜面はモナカ雪でターンができなかったし、下の沢の中も灌木が煩くて大変ですよ。まあ、スキーで登る山ではないですね。」とのこと。それでも、「行けるところまで行ってみよう」とスタート。

 夏道の登山口からツボ足やスノーシューのトレースを辿る(1)夏山は3回登っているが、スキーで登るには意外と急だ。それでも直登できる斜度だ。1合目を越え、2合目辺りまで登ると、斜度は緩んでくる。しかし、狭い尾根なので、帰りにこの尾根を滑り降りるのは手こずりそうだ(2)

当初滑り降りる予定だった左側の沢地形の中は雪も少なく、灌木も煩そうだ。しかし、右側の斜面は灌木が少なく雪の付きも良さそうだ。しかも、沢地形に沿って木の生えていない白い帯状の地形が見えている。

 7合目からは夏道尾根の右の斜面から谷地形へ下りた方が良さそうと考えながら登っていく。

天候が良いと洞爺湖一帯の大展望が広がる一望台から霞んだ状態でしか見えなかった(3)

 高度を上げて行き、左側の谷斜面を眺めても、雪が少なく、笹や灌木がむき出しだったので、滑るのは難しそうと判断(4)少なくとも7合目からの下山は、雪付きの良い右手の南斜面しかないと考え、滑り降りれそうなところを探しながら登っていく。急な林の斜面だが、灌木が煩くなく、斜度の緩いところなら安心して降りれそうだった。 

 やがて、7合目の三角点ピーク(644.4m)(二等三角点・中ノ峰)へ到着。しかし、その上はガスで覆われ、全く見えない。

 7合目から上の登山道のある稜線は、雪庇が発達して、迫力ある姿を見せている(5)その先はアップダウンがきつく、細いので、スキーには向かない。ツボ足でと登頂を目指すも、埋まって思うように歩けない。100mほど歩いて、展望もあるわけでもないし、諦めて戻ることにした。

 7合目まで戻ると、駐車場であった男性が登ってきた。その人はアイゼンを付けたツボ足で登っていった。自分たちはシールを剥がして下山準備をする。その後、なぜかカメラの調子が悪くなって、撮影ができなくなった。

 スキーを付け、登山道を少し戻り、斜度の緩いところから南斜面へ入った。立木が煩い上に、サンクラストしているので、立木への激突に留意しながらプルークと斜滑降と横滑りで下りていく。尾根に乗ったら、なぜか軽い粉雪で自由に曲げられる。その尾根を滑り降りて、下の谷地形へと降り立った。その広い谷地形の中も軽い雪で非常に楽しい。

 やがて、林道跡へと繋がり、広い牧場跡のような所へ出る。鹿が2頭深い雪の中をジャンプしながら逃げていく。その牧場跡の緩斜面の中がもっとも楽しく滑れた。その先の林道を滑り降りると、太陽の里の酪農施設の中へと入っていく。そこを抜けて道路へ出たら、すぐ上が駐車場だった。予定通りではなかったが、標高の低いところでも最後まで軽い雪の滑りを楽しむことができて、それなりに満足のゴールだった。

登山口駐車場へ来るときに見つけた天然温泉・伊達市多目的研修集会施設弄月館(420円)へ向かう。温泉の横から眺めたら、先ほどまでいた伊達紋別岳がその全容を見せていた。登った7合目までの尾根と滑り降りた南斜面とその下の谷地形を確認することができた(6)

 温泉の休憩室でブログを打って、その後、室蘭のHYML仲間のなかよしラーメンへ向かう。2時過ぎだったので、お客さんが少なく、なかよしさんと3人で2時間近くも山談義をすることができた。その後、翌日予定のフモンナイ岳へ備えて、道の駅まで3時間の移動。

02,12,01@&05,7,23Aの記録  12,10,31の紅葉登山の記録B


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