この山は、北海道の最南端の1000m峰であり、江戸時代の隠れキリシタン106名の悲しい殉教の地でもある。また、明治29年、一等三角点が北海道で一番先に設置され山で、「日本三百名山」や「花の百名山」にも選ばれ、お花畑でも有名な山でもある。 この山は高山植物の盗掘から守ろうと1988年に設立された「山歩集団青い山脈」(代表・清水和男氏)(私もメンバーの一人)のボランティア活動によって守られている。1998年には、10周年を迎え、「私たちは、青い山脈から何も除かず、何も加えず次代に遺す」の誓いをしている。 登山道は、昔からの福島町千軒から入る知内川コースと、松前町及部川沿いの道々607号線(松前・石崎線)の30km近い林道から入る新道コースと旧道コースがある。現在は、上ノ国石崎からの林道は閉鎖されている。 <コース別山行記の目次>
|