大船山(だいせんざん)(1786m)<大分県> (日本三百名山) 05,12,11 |
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坊がつるからの大船山 |
頂上 |
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・大船山は、九重火山群では唯一のコニーデで、日本三百名山に選ばれている。また、ミヤマキリシマの名所として有名な山である。山頂付近には3つの火口跡があり、中でも米窪は直径500m、深さ200mにも及ぶとのこと。山名の由来は、覆船の形に似た山容に因るらしい。 ・朝から上空はガスに覆われていたが、天気予報も回復傾向なので、迷うことなくスタートした。今回の山旅で体力と自信がついた相棒も一緒に、長丁場の長者原から坊がつる経由のコースを往復した。ガスに隠れた三俣山北側の荒れた沢沿いの道を登って行くと雨ヶ池に着く。その先を越えて下って行くと、「坊がつる賛歌」で有名な高層湿原・坊がつるに出る。ここはぜひとも来たいところであった。周りが山で囲まれ、昔の山好きの学生がここに泊まって、歌を歌い、青春を語り合っている様子が目に浮かんでくるような雰囲気のところである。 ・この辺りから、ガスがとれてきて、頂上に着いた頃には、すっかり晴れてくれた。帰りには、この坊がつるからも尖った頂上もすっきりと見えた。坊がつるから急な斜面に取り付く。頂上までミヤマキリシマを初めとする樹木に覆われているが、大きな噴火口跡である米窪の火口壁の上から頂上部までは荒々しい岩峰となっている。頂上直下の御池は結氷していた。複雑な火山地形の九重山群や下の久住高原などの眺望を思う存分楽しんで下山した。 下山後、次の由布岳と鶴見岳の登山口に近い湯布院へ向かう。そこの温泉で疲れを癒し、コインランドリーで溜まった洗濯物をきれいにして、道の駅[湯布院]に落ち着く。 しかし、その後3日連続の風雪模様に、由布岳、鶴見岳、英彦山の3山を残して、帰路に就く。 |
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長者春の湿原の中をスタート |
土石流で荒れた沢の斜面を登る |
雨ヶ池越から坊がつるを見下ろす |
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ガスも上がり、すっきりとした頂上を見せる |
巨大なクレーター状の火口跡・米窪 |
頂上直下の氷結した御池 |
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頂上から坊がつるを見下ろす |
昨日登った久住山と中岳 |