ニトヌプリ(1074m)〜チセヌプリ(1134.5m)〜シャクナゲ岳(1074m)
<大谷地コース〜北口コース〜西口コース〜長沼コース>  単独 05,8,06

12〜13年前にそれぞれバラバラに登っていた3山を繋いで、長沼と神仙沼経由で戻る。

12:10 昆布岳登山口より移動
12:40 チセヌプリ北口登山口
登山地点
12:50
13:20
13:30
13:55
14:00
14:45
14:55
15:15
15:50
16:00
16:15
17:00
17:20
17:35
18:05
ニトヌプリ登山口
ニトヌプリ着
 〃   発
ニトヌプリ登山口
チセヌプリ登山口
チセヌプリ着
 〃   発
チセ分岐
シャクナゲ岳着
 〃    発
シャクナゲ沼
長沼堰堤
神仙沼
ニセコパノラマスカイライン
チセヌプリ登山口
[5:15]所要時間
18:30 ニセコ町・綺羅の湯(入浴)
19:30 同上駐車場(泊)

93年の五色温泉からの「ニトヌプリ」へ
92,7,30の北口コースピストンの「チセヌプリ」へ
92,7,29の長沼コースピストンの「シャクナゲ岳」へ
02,12,23の山スキーでの「シャクナゲ岳」へ

 



 ニセコ連峰は、アンヌプリから日本海側の雷電山まで縦走路で全部繋がっている。それぞれのピークはすべて踏んでいて、コースも朝日温泉コースからの雷電山〜岩内岳〜目国内岳〜新見峠〜白樺山と繋いでいるし、アンヌプリ〜イワオヌプリ〜ニトヌプリも繋いでいて、まだ繋がっていないのが、ニトヌプリ〜チセヌプリ〜シャクナゲ岳〜白樺山の縦走路であった(1)今回は、この4山を繋いでみたいと思って出掛けたが、朝寝坊のお陰で、白樺山は割愛せざるを得なかった。

 コースは、チセヌプリの北口登山口駐車場を起点に、まずはニトヌプリの大谷地コースをピストンで、チセヌプリは北口コースから登り、西口コースを下り、シャクナゲ岳へ登って戻り、長沼・神仙沼経由でニセコパノラマスカイラインへ出て、車のデポ地点まで戻る計画である。

○まずはニトヌプリをピストン
 昆布岳を下山後、チセヌプリの北口登山口を目指す。まずは、車をそこへデポして、150mほどスカイラインを岩内寄りに進んで、まだ歩いていなかった大谷地コースからのニトヌプリのピストンからスタートする(2)

 登山道は頂上へ向かって斜めに続いているが、足下はほとんど露岩の道で、笹刈りはされているが、周りはダケカンバやミヤマハンノキなどのトンネル状態で、木の根を跨いだりとすんなりと歩くことができない変化に富んだ急な道である。

 やがて、傾斜が緩み、ハイマツが出現すると頂上が近くなる。30分で12年振りの頂上に到着する。この山の本当の頂上は標識の建つ地点の北側にあるのだが、なぜか手前に標識があるのかが不思議である(3)。また、アンヌプリとイワオヌプリははっきり見えるが、その後ろにあるはずの羊蹄山は霞んでいて見えないのが残念である(4)。

 10分ほど休んで直ぐに下山を開始する。途中で単独の女性と男性に出会うが、下りてみたら車はなかった。どこから歩いてきたのであろう。

 下山後再び登り返す登山道がくっきりと見えるチセヌプリを正面に見ながら(5)25分で下山して、車のところまで戻る。

○北口コースからチセヌプリへ登り、西口コースを下りる
 この標高差300mほどのコースは、13年前の早朝に雨が降りそうな中を、雨と競争して、急な露岩の道を4つん這いになって30分で駆け上って、20分で駆け下りたという印象しかない。
 

 今回はもう少しゆっくり登り、反対側のコースを下りて、シャクナゲ岳を目指す予定である。案の定トンネル状の中の大きな露岩を伝ったり、よじ登ったりしながらのきつい登りである(6)25分ほどで、林から抜け、東から南の方の展望が開ける地点へ出る。眼下に小湯沼と、帯のようにくねくねと見えるニセコパノラマスカイラインが眼に付く。やがて、斜度も緩み、花も多くなる。1000mを越えるとハイマツが出現して、あのトンネルを潜って出たところが13年振りの頂上である。

  誰もいない平坦な草地の頂上で一番先に目に飛び込んできたのは、そのときすでにあったのかも知れないが、前回の記憶にはないケルンである。二等三角点と頂上標識も設置されている(7)一番期待した前回目にしたニト〜イワオ〜アンヌ〜羊蹄の重なりの展望であるが、残念ながら羊蹄がガスに覆われて微かにしか見えない。反対側の目国内岳方面は霞みながらも見え、シャクナゲ岳の頭だけが見える。ハイマツ越しに浅い火口底にできたと思われる二つの沼と周囲の湿原が見える(8)藪中にある踏み跡を辿って下まで下りてみようと思ったが、時間的余裕もないので、10分ほどで下山を開始する。

 初めて歩く西口コースは、北口コースと違って露岩もなく、斜度もきつくなくスタスタ快調に歩ける穏やかな登山道であるのがうれしい。眼下の笹薮の中にこれから辿るシャクナゲ岳までの登山道がくっきりと見えている(9)

 
つづく(シャクナゲ岳〜長沼〜神仙沼へ)

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