坊主山(544.7m)<長万部町/今金町> 
<ピリカスキー場〜中央分水嶺ルート> 
ツボ足 2名 2010,2,28
 
ピリカスキー場から中央分水嶺上の7つほどのピークを越えて、最後はキックステップを効かせて展望の頂上へ

6:20 自宅発
8:20 今金ピリカスキー場へ
登山
地 点
下山
 ---
 9:10
 9:30
10:45
11:10
リフト乗り場
リフト終点
440.5ピーク
427ピーク
頂 上
13:20
13:10
12:55
11:45
11:25
[2:15]
所要時間
[1:55]

赤岳を目指して雲石峠へ移動

 この坊主山は、長万部町と今金町の境界線上(中央分水嶺上)に位置し、長万部町国縫の国道5号線からも見える、東面が名前通りの禿げ山である(1)あまいものこさんからの情報によると、明治20年頃の地図「北海道実測切図」には、この坊主山は「カムイヌプリ」と記述されているそうである。神の山の意である。当時のアイヌの人たちに崇められていた山なのであろう。 

 5年前に登ったルコツ岳のすぐ北に見えるはずであったが、そのときは天候に恵まれず目にすることはできなかった。

 そのときも一緒だったSHOさんの同行を得て、今金ピリカスキー場(2)からトライ。堅雪に恵まれ、終始ツボ足で歩けたが、中央分水嶺上の7つほどのピークを越えるアップダウンのきついタフなコースだった。

 9:00に動き出すリフトに乗る。リフト終点からは、ツボ足でも歩けそうなので、スキーをデポして、カンジキ持参でスタート。20分ほどで、ルート上の最高地点で、二等三角点が設置されている440.5ピーク(点名・稲穂嶺)に到着。ここで美利河峠から続いている中央分水嶺に乗る。

 そのはるか先には、500m台の山とは思えない存在感を持った目指す坊主山が見える。思ったより遠い感じで、複雑な地形ゆえに、そこまで繋がっているはずの稜線もよく判らない(3)

 リフト終点からスキーの古いトレースがずっと続いている。てっきりそれも坊主山まで行っていると思い、それを辿っていったら、どうも方向が違っているようだ。地図とGPSで確認したら、途中で中央分水嶺を外していたことに気付く。戻るのも億劫なので、沢へ下り、登り返して予定のルートに戻る。確かにここは分水嶺がクランク状に曲がっていて、判りづらいところでもあった。それにしても、あの多人数のスキーのトレースはどこへ向かったのだろう?

 その後、リフト終点より100mも低いc300mまで下るところもある。目の前に現れる400台のピークをいくつも越えていが、そのピークに上がるたびに目指す坊主山は徐々に近くなってくる(4)

 いつもSHOさんと歩くたびに思うことだが、歩くのが非常に速く、こちらが急いでいるつもりでも、どんどん離されていく。自分としても、歩く速さは速い方だと自負しているのだが・・・。

 珍古辺川の源流部を巻くように進み、最後の427ピークを越えると、目の前に頂上までのルートが見えてくる(5)。

 下の方は、それほどではなかったが、高度を上げていくに連れてどんどん急になっていく。アイスバーン状態なので、転倒すると滑落は免れない。先行してステップを刻んでくれるSHOさんの足跡にさらに強くキックを効かせて、ストックでバランスを取り、一歩一歩慎重に登る。最大傾斜は45度くらいはあっただろう。

 リフト終点から2時間15分で平らな頂上に立つ笹だけが頭を出していて、ほとんど木の生えていないまさに名前通りの坊主山である(6)

 それでも、わずかながら生えている灌木にピンクテープが1本ぶら下がっていた。やはり、名前のある山は誰かが訪れているのであろう。

 この山に設置されている三等三角点の点名は坊主山ではなく、「珍古辺」である。ときどき、この様に山名と三角点の名前が違うところがある。1月下旬に二人で登った福島町の池ノ岱山も、点名は「石倉山」であった。

 稜線の南側には、5年前にSHOさんも含めて4人で登ったルコツ岳が見える(7)
 
 東側には、噴火湾と国縫市街地とワイングラス型の漁港も見えている(8)南側には、ぼんやりと遊楽部山系や雄鉾岳なども見えている。北側には、上空に雲が懸かってはっきりしない狩場山塊(9)。そして、その右側には、長万部岳と利別岳などの展望が広がる(10)


 頂上からの下山ルートは、やや傾斜が緩い北尾根を下り、下の方からトラバースしてコル付近で登りのトレースに合流した。その後は、ひたすらトレースを辿り、登りで外したところも正規の稜線上を通過。

 リフト終点から頂上までの単純標高差はわずか144mほどなのだが、それにしても、アップダウンが多い・・帰宅後、往復の累計標高差をGPSで計測してみたら、往路の登りが381m、復路の登りが243mで、合計631mも登ったことになる。距離も往復で11kmほどの結構タフなコースであった。

 往路より、30分ほど速くリフト終点に戻ることができた。SHOさんはゲレンデをツボ足で下り、こちらはそのために上まで上げたスキーを履いてゲレンデを滑り降りた。車で待っていたら、15分遅れで到着した。

  SHOさんは、往復6時間ほどを予定していたらしい。早く切り上がったので、八雲町の雲石峠から1時間弱で登れそうな「赤岳」にも登りたいと言う。この山は、彼が一昨年の春にトライして、目覚めたクマに遭い、撤退した山なのだが、この山のために1日使うのはもったいないので、付き合うことにして、国道5号線に出て、雲石峠まで1時間の移動となった。

私の姿が映っているSHOさんのページへ


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