5:30 自宅発
7:20 磐石林道・最終人家
登山 | 地 点 | 下山 |
7:40
9:05
10:20 |
最終人家
北東尾根合流地点
頂 上 |
11:50
11:10
10:40 |
[2:40] | 所要時間 | [1:10] |
12:20 ニューパシフィックホテル
清龍園(入浴)
15:30 帰宅
|
八雲町落部から厚沢部町へ抜ける道道67号線沿いを走ると、
上ノ湯温泉郷の手前の右側に見える、東側に急崖を張り巡らせている山である(1)。
山名の由来は、何が盤石なのか、またアイヌ語に由来するものなのかはまったく不明である。
SHOさん、Taoさん、Fuさんと4人で登ったが、当初は八雲町熊石地区のエガミ山の計画で集合した。しかし、日本海側は荒天予報なので、噴火湾沿いのこの山に急遽転進することにした。
この山は、函館の仲間のSeさんとMiさんが昨冬登ったことは知っていたが、急な転進なので、ルート情報は頭にまったく入っていない。車の中でSHOさんの持参した地図をもとに、ルートを検討する。その結果、東側に崖を巡らせている北東尾根の北端へ繋がる、標高点197ピーク経由の尾根に取り付くことに決定。
その尾根に取り付くためには、盤石林道へ入らなくてはならない。 「広域基幹林道・盤石線」の看板から右折
して落部川の橋を渡る。橋を渡ったところに数軒の民家がある。その一番奧の民家(空屋?)のそばに車をデポし、その民家の橋を渡って尾根の末端に取り付いた。
前日までの高温と雨でかなり雪が溶けたようで、積雪が少なく笹が出ている。まずは、その細い尾根をツボ足で進む。幅が広くなってきたところで、カンジキやスノーシューを付ける。カラマツの人工林を抜けると、もの凄い薮尾根となる。倒木や笹や蔓などと格闘しながらの辛い急な登りの末に、
岩塔が立ち並ぶ北東尾根に合流する(2)。
ところが、その付近は岩場で、すんなりと尾根に上がらせてもらえない。
カンジキを履いたまま、周りの木に掴まりながら岩登りまがいのことをして、ようやく北東尾根に上がることができた(3)(Taoさん提供)。
しかし、そこに待っていたのは、地図で予想したより遙かに細い痩せ尾根である。
特に東側は垂直に切れ落ちた崖である(4)。
更に進むと、どんどん細くなり、足幅ほどのナイフリッジとなる。周りに木が生えているので、それほど怖くはないが、間違って転倒したら大変なことになる。一歩一歩慎重に進む(5)。
その先もどのようになっているのかまったく見当が付かない。細い尾根を塞ぐような岩塔が出ないことや岩崖にぶつからないことだけを願って、慎重に歩を進める。
ようやく痩せ尾根が終わる地点には、足元からスッパリ垂直に切れ落ちたルンゼ状のところがあり、ここも緊張した。落ちたら絶対に助からないところである。
c350地点でようやく幅広の急な尾根に移行して、ホッとする。左からの尾根が合流して、ようやくなだらかになり、その先の頂上を目指す。
頂上が近くなったら、ラッキーなことに青空が広がってくる(6)。
まずは、セルフタイマーで記念撮影(7)。なんと、頂上の木の枝に赤いテープが巻かれ、その他に、「三角点はここの下だ」と書かれた赤テープまでぶら下がっていたのにはビックリ・・・
。SeさんとMiさんの置きみやげなのだろうか、それとも我々以外にも物好きな人間がいるのだろうか・・・?
ちなみに、ここは三等三角点で、点名は山名と違う「釜別沢」となっている。