丸山(175m)・丸山(142m) <厚沢部町鶉>
単独 18.5,9
春紅葉が美しい北の丸山 |
農業用水の配水施設(ファームポンド)として利用されている南の丸山 |
<所要時間>
北の丸山
登り15分・下り10分
(林道〜送電線管理道〜薮漕ぎ)
南の丸山
登り5分・下り5分
(舗装道路〜貯水施設〜薮漕ぎ)
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この2つの丸山は、うずら温泉を挟んで、直線距離で2.9kmの位置にある。丸山という名前の山は、北海道で最も多く、60山ほどもある。しかし、同じ町内に、このような近くに2つあるのは珍しい。
こちらも、
「道南登山 単独行」の記録を参考にさせていただいた。
<北の丸山>
国道からうずら温泉入口の看板の立つ北側の鶉稲見線の林道へ入る(4)。1.5kmほど舗装された林道を進むと、右に林道との分岐があり、その奥に頂上が見えている(5)。その入口に車を置いて、林道を進む(6)。
5分ほどで、送電線下を通過するところから、その管理歩道へ入る。さらに5分ほどの地点から南西尾根の薮に突入(6)。葉を広げたばかりの柔らかなブナの新緑に染まる薮斜面の笹薮はほとんど気にならないほどの密度だった(7)。
5分ほどの薮漕ぎで、頂上に到着。ここは二等三角点(点名・丸山)だった(8)。周りの木が邪魔で展望はほとんどない。北側の樹間からまだ残雪を抱く乙部岳の東斜面が見えた(9)。
◎<南の丸山>
うずら温泉の前を通り、南の丸山へ向かった
。舗装された林道から、鎖のゲートが掛かっていたが、頂上へ向かって舗装道路が続いていた(10)。その手前に車を置いて、その道路を登って行く。
側溝には水が流れている。川などない山の頂上から流れているのが不思議な感じだ(11)。
その道路の終点には人工的な施設があり、階段を登るようになっている(12)。
階段を登り切ると、平坦な所に出る。バルブもあり、それには「鶉配水路」と書かれている。農業用水の配水施設らしい(13)。しかし、この高さまで、どこからどのように水を引いているか不思議だった。
翌日、役場に電話したら、担当は土地改良区とのこと。そちらに問い合わせてみたら、
「ここよりもっと高い鶉ダムから水を引いて、高いところに一度貯めて、農業用水として配水するファームポンドという施設とのこと。」
頂上はそのすぐ後ろなので、右側から藪へ突入。1分ほどで、三等三角点(点名・館ノ沢)が設置された頂上に到着(14)。展望は木が邪魔でほとんどなし。
施設の上まで降りて行くと、その先に展望台のようなものがある。先には館方向の農地が広がっている(15)。南西方向には、これまでに登った幌内山、五郎助山、その奥には八幡岳〜笹山〜元山が見える(16)。
車を置いた道路分岐からは、手前の九郎岳、乙部岳、右に頭だけ見せる鍋岳が見えた(17)。