3:45 起床(太陽の里キャンプ場)
登り (新道コース) |
4:30 新道コース登山口
5:35 見晴台
7:00 半面山
7:45 雲峰山
8:45 頂 上 |
[4:00] 所要時間 |
下り (旧道コース) |
9:30 頂 上
11:45 北尾根末端
12:00 夫婦岩分岐
12:30 ユーユレ分岐
14:10 新道コース登山口 |
[4:40] 所要時間 |
14:45 占冠・湯の沢温泉(入浴)
22:00 帰宅(函館)
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5年ぶりの再訪である。今回は、前回恵まれなかった頂上からの眺望と、北尾根からの「北海道の槍」の眺めにこだわっての計画である。
前日は、計画通り、旧道コースから登り、北尾根から頂上にアタックし、新道コースを下る予定で出発するも、北尾根に上がったら、濃いガスにまかれ、次の日に期待して、やむなく撤退。キャンプ場で夜を明かす。
3時半過ぎ目が覚める。「晴れときどき曇り」の天気予報にしては、上空一面曇り空。しかし、昨日と 反対に、西側の目指す山の上の方に晴れ間が覗く。絶対 晴れるという確信を持って準備に掛かる。
昨日と反対に、新道コースを登り、旧道コースを下ることに計画を変えて、4時半、朝日に輝く山を眺めながら、
新道コース登山口を出発。
昨日の旧道コースとは違い、踏み慣らされた快適 な尾根道である。しかも、起伏がまったくなく、一歩一歩が確実に登りだけなのがうれしいし、次の足をどこに下ろそうかと考えたり、探したする必要がない。 本来は旧道コースのように変化に富んだ登行の方が自分好みではあるが、昨日の今日はこの方がうれしい。 ぐっすり眠ったせいか、むしろ昨日より快調のようである。樹間から朝日に輝く夫婦岩や槙柏山が覗く柔らかな新緑と小鳥の爽やかな囀りの中、昨日と違うゆったりとした登行を楽しむ。
そんな登行にふと人生を考える。人生は、試行錯誤を繰り返したり、登ったと思ったら、下ったり、思わぬ障害が現れたり、喜びがあると思えば苦しみもある。それが、昨日の旧道コースに似ている。しかし、今日の一歩一歩は確実に上へ向かい、無駄がないような気がする。たまには、こんな淡々とした人生もいいなと思ったりする。「山は哲」と言った人がいるが、これも、そのひとコマだろうか。