登山 | 地点 | 下山 |
6:50
7:10
8:08
8:20
9:27 |
登山口
天女が原湿原
姿見駅分岐
姿見池
頂 上 |
10:34
10:25
9:40 |
[2:37] | 所要時間 | [0:54] |
これまで、北海道最高峰の旭岳には、若いころと9年前に2度登っているが、ともにガスの中であの頂上からの展望や、その姿を眺めながら登ったことがない。今回は、泊まった民宿「ゆわんと村」の宿泊仲間から「ロープウエイの上の紅葉はすでに終わっているが、その下の紅葉がちょうど見頃」との情報を得て、今回はロープウエイを利用しないで、下の登山口からの登山道を初めて歩いてみることにする。
上川の宿を5時過ぎに出て、初めて旭岳の雄姿を眺めながら旭岳温泉に到着。ロープウエイ駅の駐車場の右奥に登山口はある。入山ノートを見ると、今日はまだ誰も登っていないようである。すでにこの地点は昨日登った三国山の登山口と同じ高さの1100m地点であり、すでにミヤマカエデの黄葉が美しい。登山口から2本の木道が整備され、湿原風のところを進む。20分も進むと
1合目の天女ケ原湿原に出る。アカエゾマツ林の向こうに紅葉真っ盛りの斜面が覗く(1)。
その湿原を抜けると、ごつごつした溶岩が露出した道と
湿原の木道が何度も繰り返される(2)。高度を上げるに連れて紅葉がまさにピークを迎えた状態の中を進む。
30分ほどすると3合目の下に到着。斜度がだんだん急になって、ますます紅葉がすばらしくなってくる。風もなく静かなまさに錦秋の中に我一人の贅沢を楽しむ(3)(4)。ようやく、上から2人が下りてくるのと出会う。「ロープウエイから見たら、下の方がきれいで、上は終わっていたので、歩いて下りてきた。」とのことである。
振り返ると紅葉の下に旭岳温泉街が覗く(5)。
4合目を過ぎるとすでに紅葉は茶色を帯びてきて、岩肌をむき出しの涸れ沢とハイマツの緑の織りなす舞台もやや色あせて見える(6)。カメラの三脚を担いで下りてきた年輩の男性が、「下から登って来たのは正解ですよ。ロープウエイで登った人はバカみたいですよ。」と言いながら、自分が不要になった帰りの搭乗券をくれる。「帰りに日が差していたらまた同じ道を下りますが、曇ったままならロープウエイで下ります。」とちゃっかりいただく。 下から1時間20分弱で姿見駅の分岐に到着。