旭岳B(2290m)〜後旭岳(2216m)〜熊ヶ岳(2210m)〜地獄谷滑降
 山スキー  単独  09、5,06

93,9,30の「旭岳〜中岳〜裾合平」
02,09,23の「紅葉の旭岳」
スカッ晴れの下、まさに天上の春山スキーの醍醐味を満喫、極めつけは地獄谷滑降

 8:50 旭岳ロープウェイ山麓駅
 8:55 姿見駅 
登山
地 点
下山
 9:00
11:05
11:15
11:40
12:40
姿見駅
旭 岳
(休憩)
後旭岳
熊ヶ岳
14:15
14:00
13:50
----
13:00
[3:40]
所要時間
[1:15]
15:00 湧駒荘(入浴)
17:30 旭川鷹栖IC
23:15 帰宅

 旭岳はもちろん北海道の最高峰・・・積雪期にまだ登ったことはなかった。なんとかあの頂上に立って、積雪期の大雪山を眺めて、頂上から滑り降りてみたいという念願はずっと持ち続けていた。ついでに夏にでも雪が残る裏旭の大斜面も滑り、積雪期でなければ登ることができない後旭岳とクレーターを抱いた熊ヶ岳も回ってみたい・・・今シーズン最後の山スキー山行の締めくくりとして、雲一つない晴天の下、その計画を実行に移すことに・・・。

○まずは、スカッ晴れの旭岳へ
  夜に冷えたので、念のためアイゼンとピッケル持参で、8:50分発の臨時便のロープウェイに乗り込む。真っ直ぐ山へ向かったのは、自分も含めて10名ほど。先行者の後を追うように雲一つない青空の下、夏道の尾根を辿る(1)。後からの5名のグループが登ってくる(2)先行の男性とこのグループだけが、結果的に、相前後しながら最後まで同じルートを回った。高度を上げて、後を振り向くと、次の便からも10名ほどがこちらへ向かって来ている。

 徐々に雪面が狭くなり、斜度も増してくるとスキーで登るのが難しくなる(3)おまけに凍っていてエッジの利きが良くないので、スキーアイゼンを着ける。いよいよ雪が切れてくる2000m付近で、スキーをリュックに括り付けて、ツボ足で登る。姿見駅から2時間、3回目、積雪期は初めての頂上到着(4)


旭岳頂上からトムラウシ山方面と十勝連峰を望む(5)

この後回る予定のクレーターを抱いた熊ヶ岳(左)と後旭岳(右)、中央右は白雲岳(6)

○裏旭の斜面を滑り降り、後旭岳へ
 大展望を楽しんだ後、まずは右側の後旭岳を目指す。先行の男性も同じ計画のようで、こちらより先に下って行く。

 裏旭の大斜面は夏でも遅くまで雪が残り、以前からスキーで滑り降りたいと思っていたところである。シールを外して、後旭岳とのコルを目指して思い切り大きなターンを刻み、滑り降りる(7)途中で、後を振り向くと、ニセ金庫岩付近から頂上をかわして5人グループが姿を現わして、滑り降りてくる。

 コルで再びシールを付けて、後旭岳への登り返しの尾根斜面を登る(8)。頂上は既に雪はなくなっていた。5人グループのガイドに旭岳をバックにシャッターを押してもらう(9)

クレーターを抱いた熊ヶ岳を見ると、先行の男性もそちらへ向かうらしく様子を伺っていた(10)
 




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