[99] 嵐 山(253m) [北邦野草園コース] 98,7,12(日)

あっけない登りだが、まさに旭川市と大雪山の展望台
    登山口
登山地点下山 
8:30
8:45
登山口
嵐山展望台
9:05
8:50
[0:15]所要時間[0:15]
 札幌の円山は、散策がてらに歩き、札幌の町を眺める展望台であれば、京都の嵐山に似ていることから命名されたというこの山は、まさしく旭川の町を眺める展望台である。

  ただ、この二つの山は、登山の対象というより、町並みを眺めるための散策の山である。札幌の円山は出張の折り、朝の散策で2度ほど歩いてはいたが、この山は、 「北海道百名山」天然林の中に続く散策路に選ばれていなかったなら、おそらく歩くことのない山であっただろう。 「北海道百名山・一人歩き完登」のゴールを最も遠くて手強い日高の1839峰にするための99山目の山が、一番簡単な山になったのも何かの因縁であろうか。
 オオウバユリ
 幌加内の三頭山を下山し、旭川へ戻る。北邦野草園の側にある登山口前の橋の入口に車を置いて、ぶらぶら出発。素足にサンダル履き、小雨がぱらついているので、Tシャツの上にゴアの雨具を羽織って登山口の手前の橋を渡る。
 
 北邦野草園の横が入口になっていて(1)天然林の中に、自然観察コ−スが枝別れして続いている(2)。きっと春なら、いろいろな花が咲いてその観察を楽しみながらの散策になるのであろうが、今は、大きなオオウバユリの花(3)があちこちに咲いているのが目立つだけである。
 
 標識を見ても1km弱の道のりのようである。尾根に乗ったら、まもなく展望台が見えてくる。それにしても、日曜日の朝であるのだから、朝の散歩の人が一人くらいいてもいいのだが、だれとも出会わないまま、展望台に登る。
旭川の町並みと旭岳から愛別岳までの峰
 眼下には、石狩川とそれを挾んで広がる旭川の町並み、正面には雲の上に頭を連ねて浮かんだように見える旭岳から愛別岳までの峰々の眺めが素晴らしい(4)。しかし、十勝連峰は雲の中に隠れたままである。それらの眺望を眺め、下りの道に着く。

  登山口の近くにある、アイヌ民族の建物を中心とした「伝承のコタン」を覗いてみたりしながら、あっけない散策登山を終える。  

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