春山スキー編
[48]  ニセコアンヌプリ(1309M) [鏡沼新コース] 96,10,10 [天候・快晴]    

紅葉の鏡沼を探訪し、まだ足元のこなれていない新コースから
5:30 自宅発(八雲)
登山地点下山
 8:00
 8:30
10:05
10:15
登山口
鏡沼
頂上
南峰
12:10

10:50
10:40
[2:15]所要時間[1:30]

13:00 神仙沼
13:30 紅葉の滝 
13:50 新見温泉(入浴)
16:30 帰宅   
                      鏡沼から見上げるアンヌプリ頂上
 体育の日、快晴、2回登頂しているアンヌプリであるが、先日新聞で紹介されていた新コースに紅葉鑑賞 と鏡沼(ニセコの招でここだけ訪れていなかった)初 探訪を兼ねて車を走らせる。新聞の切抜きの地図を頼りに倶知安の方から五色温泉へ向う道の花園温泉の少し上の登山口に到着、すでに車が8台程。美事な秋晴れの下、紅葉のコースを進む。      

 アップダウンはあるものの結果的にはほとんど標高差の無い整備された快調な鏡沼までの遊歩道を周りの紅葉を楽しみながら進む。それでも汗はかくものである。30分程で鏡沼に到着。沼の周りの湿原はすっかり黄金色で、その周りの紅葉がちょうど見ごろであった。 木道を散策しながら静かな秋を楽しむ(2)目の前には、アンヌプリの急斜面が迫り、頂上が見える(1)。

もはや晩秋の鏡沼 鏡沼から「ニセコ山頂へ」 の真新しい標識に従い、登りに着く。新しい木の階段の急傾斜を登り、花園コースの スキー場への道を横切ると、筆舌につくしがたい奇妙な形のダケカンバの大木のトン ネルの下をくぐる。恐らく、雪で曲がって折れた幹が土に着き、そこがまた根付いた のであろうが、どっちが本当の根元かいくら見ても分からない太い幹だけのトンネル である。その両側にはそこから生えたような立派なダケカンバが数本ずつ伸びている。
羊蹄抱擁(浅地氏画)
 まもなく、高原スキー場の花園コースのリフトの下をちょっと歩き、山田温泉の方 からの登山道と合流しする。再びリフトの下を5回程ジグを切ったあと、アンヌブリ の北斜面をトラパースする。荒々しい岩も多く結構野生的な道である。前夜の冷え込 みで凍った土が解けて滑り、足元もまだこなれていなく、非常に歩きづらい。

 やがて、左手に高原スキー場の第7リフトの終点が見える頂上直下の尾根に取り付 き、ジグを何回も切り、コブを越えると頭上に頂上が突然見える。振り返ると、いつ も滑っているスキー場が広がっているが、冬の展望とはかなり違うものである。頂上は凄い人である。登頂したなどという感激に浸る気分にならないし、のんびり 休む気も起きない。逃げるように上下ゴアを身に着け、誰もいない南峰へ行こうと思 い、笹とハイマツのまだ露に濡れている道に取り付く。それを掻き分け、10分後に南峰へ到着。
冠雪の羊蹄山(アンヌプリから)
 ようやく静かな展望を楽しみながら、朝食とも昼食ともつかない食事をし、 休憩。  ここから見える羊蹄の姿は、裾野を長くひいた非常に端正な形に見えるのが新鮮である(4)。。やがて、本峰へ戻ってびっくり。五色温泉からのコースは繁華街の往来のような様 子である。体育の目、紅葉、好天の3拍子が揃い、今年最高の人であろう。ただ素通 りし、下山開始。新聞で紹介されたばかりの新コースも次から次と結構子な人数が登って くる。途中から、鏡沼を通らず、スキーシーズンだけの舗装道路をのんびり下る。  

 登山口から、神仙沼に寄るべく車を走らせるが、五色温泉付近も物凄い車で溢れて いる。途中もひっきりなしに車が行き違う。神仙沼はもうすでに紅葉は終わっていて、 がっかりしたが、ここも物凄い人の数であった。  新見峠を越えるが、目国内岳登山口も凄い車であった。途中「紅葉の滝」に寄り、 新見温泉で汗を流し、帰路に就く。

  五色温泉コースからの「ニセコアンヌプリ」
春山スキー・アンヌプリ北壁へ


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