時差がマイナス3時間15分の12:50、予定より25分ほど早くカトマンズ空港に到着。早く着いたのは良かったが、スーツケースが出てくるのにうんざりするほど時間が掛かり、1時間半ほども待たされた。
ようやく、レンガ造りの空港ビルを出るが、昨年まで目に付いた、チップ目当てでスーツケースに群がる人はいなくなっていて、ごちゃごちゃ感はなくなっていた(3)。多分不評なので、国で禁止したのであろう。
これまで3回とも現地エージェントの同じ男性に出迎えられて、これも3回目のラディソンホテルへ向かう。土曜日のせいか店も閉まっているところが多く、車も人通りも少なかった。空は、カトマンズ特有のスモッグのような霞んだ空であった。
ホテル到着後(4)、ロビーで、明日の予定や部屋割り等の説明を受ける。
さらに、ツアーリーダーのYa女史が日本から持参した一人一人へのおやつの詰め合わせをいただき、女性ならではの心遣いに一同大喜びである(5)。エージェントの男性にルピーとの両替をしてもらう。6000円で3260ルピー(1ルピー=1.84円)で、昨年より若干高くなっていた。
我々函館組は5名なので、ツインから外れた私の部屋の豪華さにビックリ。枕が3人分用意されたダブルベッドにロングソファや執務机やウォークインクローゼットまである特別室仕様である。入り口とトイレまで長い絨毯の上を歩かなくてはならない。明日からのロッジとの落差がやや気になる。リュックとスーツケースの中味をツアー会社からいただいた大きなダッフルバックとホテルに残すスーツケース、さらに、リュックの3つに詰め替えて、明日の準備をし、NHKのBS放送を視聴しながらしばらくくつろぐ。
○Yaさんの弟ご夫妻の案内で現地のレストランへ
17:00、昨秋から奥さんが現地の人に日本語を教える仕事のためにこのカトマンズに住んでいるYaさんの弟ご夫妻の訪問を受ける。二人とは、35年前にYaさんを初めとする同じ職場の仲間と同行した春の八甲田スキーツアー以来の再会である。お互い20代のときであったが、二人とも昔のままのイメージであった。
彼らの案内で、奥さんと同じ日本語学校で教師をしている現地の男性がオーナーの「侍(samurai)」というこじんまりとしたレストランへ行く(6)。タクシーの値段の交渉はすべて彼らがしてくれるので心強い。タクシーは全てと言っていいくらい日本のSUZUKIの軽四である。また、オーナーは昔日本に住んだことがあり、日本語がぺらぺらである。
ご夫妻お薦めのネパール料理とビール5本を頼み、「旅で来るのと、実際に住むのとでは大違いですよ。」と言う彼らの苦労話や笑い話を聞きながら、2時間ほどの会食を楽しむ(7)。次々と出されるどの料理も非常に美味しく、お腹一杯食べたのにもかかわらず、割り勘が一人分260ルピー(約500円)だったのには驚いた。日本で同じような物を同じくらい飲み食いしたら、3000〜4000円はするであろう。20:00にはホテルに戻り、直ぐに就寝した。