雨飾山(1983m) <新潟県/長野県> (日本百名山) 08,6,25 |
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登山口へ向かう途中から見える雨飾山 |
雲海の向こうに北アルプスの山が見える頂上 |
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・新潟県と長野県の県境にあり、頸城山塊の西端に位置する山である。「雨飾」という心地よい響きの山名は、昔、雨乞いのために、山頂部に祭壇を飾って、降雨を祈願したことが由来のようだ。 ・今回の山旅で、上越方面の山は考えていなかったが、新発田市在住の友人Ni君の希望で登ることになった。新潟県側の梶山温泉(雨飾山荘)にある登山口からピストンした。糸魚川市へ向う途中に霧雨が降ってきて心配したが、登山口に近づくと全容をすっきりと見せて迎えてくれた。 ・登りは薄日が差す程度で、涼しいぐらいで急登の連続にもかかわらず、汗もそれほどかかなかった。左手に荒々しい海谷山塊を見ながら登る。1800m付近の急な大雪渓に少し緊張する。頂上稜線に出ると、火打山と焼山と妙高山が見える。稜線はまさに花ロード。これまでの最高峰というNi君は、初めて目にする多くの花と眼下に広がる雲海に大感激。頂上に着いたら、雲海を挟んで、まだ雪をたっぷりと抱いた北アルプスが・・・360度の大展望とポカポカ陽気に1時間も長居して下山開始。 ・ゴール前でまったく予期せぬ素敵な出逢いが待っていた。登山口の少し手前に若い女性が・・・「坂口さんですか?上越市の仙です。」・・・HYML(北海道の山メーリングリスト)のメンバーだとは知っていたが、数日前と昨日のブログにコメントを寄せていただいていた方である。それだけのお付き合いで、お会いしたこともないのに、わざわざご主人ともども2時間も車を走らせて会いに来てくださったのだ・・・もう大感激で涙が出そうになった。しかも、ご主人ともども私のこの度の癌のことを心配していたらしく、「お元気になられて良かったですね〜」と喜んでくださり、お土産までいただいた。下りてくる時間もわからないままずっと待っていてくれたらしい。二人とも山好きでとても素敵なご夫妻だった。 ・二人と別れて私たちはまさに秘湯・雨飾温泉へ。明治13年の創業以来8mの積雪に耐えて来たという太い柱や梁のまさに古民家といった佇まいに感動しながら、これまた源泉掛け流しの温泉で疲れを抜く。待ち合わせた上越市の道の駅まで送ってもらい、Ni君と別れた。その後、明日の巻機山に備えて、途中の十日町市まで走り、道の駅に落ち着く。 |
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登山口で、Ni君と共に |
登山口に建つ明治13年創業の雨飾山荘 |
薬師尾根の途中から頂上稜線を見上げる |
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すこし緊張した中ノ池の上の大雪渓 |
初めて目にしたキヌガサソウ |
キヌガサソウの花のアップ |
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笹平に出ると、まだタップリと雪を抱いた北アルプスの山が・・・ |
花の稜線笹平から頂上へ |
頂上への登りから荒菅沢を見下ろす |
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赤花のミヤマカラマツ(ボタンカラマツ?)と 北海道では低山でしか見られないタチカメバソウ |
ハクサンコザクラ |
頂上から焼山(手前)と火打山を望む |
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雲海に包まれる荒々しい海谷山塊 |
頂上を雲で隠した妙高山 |
登山口まで会いに来てくれた仙さんとご主人 |