7日目(7/7) シュヴァルツゼー〜クラインマッターホーン往復〜シュヴァルツゼー〜マッターホルン北壁展望ハイキング〜ツェルマット
                                                                <ホテル・クリスチャニア泊>
 
時刻 行 動
8:30
9:00
10:10
(2:10)
12:20
13:00
(1:00)
14:00
18:00
シュヴァルツゼー(2581m)
クラインマッタホーン(3883m)
シュヴァルツゼー(2581m)
(ハイキング)
ツムット村(昼食)(1936m)
  〃   発
(ハイキング)
ツェルマット(ホテル着)(1620m)
スイス料理の店(夕食)
 
 せっかく山上のホテルに泊まったのに、ホテルの周りはガスに包まれた朝を迎える。ガスの間からときおり晴れた東側の空と山が見える。直ぐ側に聳えるマッターホーンは時折り、頂上付近の姿を見せるだけである。今日は、今回の旅でも最も高い3883mのクラインマッターホルンへロープウェイで往復の予定である。そこからの眺望は期待できそうもないが、ホテルにリュックを預けてロープウェイに乗り込む。

 ロープウェイはスノーボードやスキーを持った地元の若者たちで混雑している。テ・オドウール氷河の上を跨ぐように架けられているロープウェイからは下の氷河しか見えない。富士山より高いクラインマッターホルンへ到着して外へ出ると、その先の広い雪原一帯は万年雪のスキー場で、あちこちでスキーTバーリフトが稼働していてる。真夏にスキーやボードが楽しめるのがうらやましい。当然気温はマイナスである。

 展望台の上にも上がってみたが、ガスの中で展望台の用はなさない状態である。長居は無用とばかり、直ぐに帰りのロープウェイに乗り込んで、ホテルへ戻る。氷河の上一帯はやはりスキー場で、かなり長い距離を滑られるようになっている。

 ホテルへ戻り、今日のツェルマットまでの標高差940mの下りハイキングのスタートである。最初は車道状態の道であるが、やがてハイキングロードへと入っていく。一帯は放牧地で当然花畑である。展望がないので、花を楽しみながら森林帯まで下りると再び車道に出る。当初の計画は途中のフーリからロープウェイに乗る予定だったが、全員の総意でツムット村経由でツェルマットまで歩くことになった。2時間ほど歩いて到着するツムット村には古いログハウスの原型のような日本の校倉造りのような建物が多く残っていて、物置の土台には大きな石でできたネズミ返しが付けられている。本来であれば、それらの建物の後ろにマッターホルンを眺めることができるはずのだが、この日は朝以外はとうとうその姿を見せることはなかった。ツムット村からは1時間でホテルへ着くことができた。標高が低くなると、花の種類も変わり、背丈の高いものが多くなってくる。

 ホテルに早く着いたので、買い物をしたりして時間を潰す。本日はホテルの夕食がないので、有志で町のスイス料理専門の店へ出掛けスイス料理を楽しむ。

ツェルマットの谷は雲海で埋まり、
微かに東の空だけが晴れた朝

一瞬だけ姿を見せ朝日に輝くマッターホルン

氷河を跨いでロープウェイが向かう
3883mのクラインマッターホルン

ロープウェイの車窓からを見下ろす

3883m地点は万年雪のスキー場

展望台の最高地点を示す十字架

山と教会を写すシュワルツゼー湖

大きなカウベルを付けた大きな放牧牛

ツムット村の古い建物

ツェルマットのスイス料理の店でのディナー

ツェルマットの大きな教会をバックに

きれいに花が植えられている墓地

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