6日目(7/6) ツェルマット〜ゴルナーグラード〜ゴルナーグラード展望とリッフェル湖ハイキング〜リュッフェルベルグ〜ツェルマット〜シュワルツゼー
                                                                <山上のホテル・シュワルツゼー泊>
 
時刻 行 動
8:00
---
9:15
(2:10)
11:25
12:20
(1:00)
13:20
14:10
14:40
-----
16:30
16:40
ツェルマット(1620m)
(登山電車)
ゴルナグラード(3090m)
(ハイキング)
リッフェル湖(昼食・休憩)
  〃   発
(ハイキング)
リュッフェルベルグ着(2582m)
   〃    発(登山電車)
ツエルマット(1620m)
(買い物)
シュラルツゼー(2583m)
ホテル着
 
 マッターホルンは頂上付近で雲を湧かせながらも北壁に朝日を受けて輝く朝を迎える。今日は登山電車で3000mを越えるゴルナーグラードまで登り、ゴルナー氷河の対岸に連なるモンテローザ〜マッターホルンまでの山群を展望しながらの下りハイキングがメインである。

 登山電車は1時間ほど掛けて標高差2470mを登っていく。2200mを越えた辺りで森林限界となり、車窓の両側にはお花畑が展開する。終着駅のゴルナーグラードは3090mで展望台がある。さすがこの高さで周囲に氷河が連なる位置では寒さが応える。観光客でごった返している展望台からは、周りの山の氷河を集めるゴルナー氷河を挟んで、左からスイス最高峰のモンテローザ(4634m)、リスカム(4527m)、ブライトホルン(4164m)の4000m超峰が連なり、それぞれのコルからびっしりと氷河に覆われている。その右奧に明日ロープウエイで登る予定の尖峰クラインマッターホルン(3883m)が姿を見せているが、そのさらに右に位置するマッターホルンはガスの中である。

 それらの展望を眺めた後、岩の稜線上を奧まで進みコルまで進み、右側のゴルナー氷河へ向かう急斜面を細かなジグを切りながら下る。草原と違って岩肌の間にこれまでとは違った花々がびっしりと咲いている。ここにはアルプスの三大名花のひとつエーデルワイスもあるというので楽しみにして歩く。しかし、花に見とれて躓いて転倒でもしたら止まることができないほどの急斜面である。他のメンバーは花よりも足下への注意が優先するようである。ツアーリーダーから「一番最後を歩いてフォローしてください」と頼まれたのをいいことに新しい花をカメラに収めながら歩く。

 念願のエーデルワイスとの対面も叶う。高度が高いせいか予想より小振りな感じで可憐な感じがする。これまで見たオオヒラウスユキソウやレブンウスユキソウとほとんど同じ感じである。しかし、その後の行程でもここ以外で目にすることはなかった。さらにハードなジグ下りを続ける。標高差にして400mほども下ると、道は氷河へ下りる道と我々が辿るリュッフェルベルグへの道の分岐にぶつかる。そこから急斜面や崖崩れ斜面をやや登り勾配でトラバースするように道は続く。

 リュッフェル湖畔で昼食タイムを摂るが、ここも駅の近くなので観光客や比較的簡単なここから下るコースのハイカーで、日本人ツアー客が多く、日本に居るような錯覚に陥る。この湖とセットで観光の対象になっているマッターホルンはその姿を隠したままである。さらに1時間ほど歩いてリュッヘルベルグから登山電車に乗り、ツェルマットまで戻る。

 ツェルマットで明日の昼食の買い物をして、30分ほど歩いて、山上のホテルのあるシュワルツゼーまでのロープウェイに乗る。今日のホテルはマッターホルンの登山基地でもあり、尾根の根元に建つ一軒宿で、間近に見上げることができるホテルであるが、明日に期待する。

雲を被って朝日に輝くマッターホルン

登山電車に乗ってゴルナグラードへ

ゴルナーグラード駅展望台から根元だけ見せる
マッターホルン。この後とうとう一日頂上は見せず終い

展望台から氷河をバックに

左からスイス最高峰のモンテローザ(4634m)、リスカム(4527m)、ブライトホルン(4164m)、クラインマッターホルン(3883m右奧の尖鋒)
氷河は、ゴルナー氷河

ゴルナー氷河を目指して急斜面を下る

岩肌のわずかな空間に密集する花々

リッフェル湖を目指して

途中から明日ゴンドラで登る
クラインマッターホルンの尖峰を望む

リュッフェルベルグ駅前で
羊と教会とマッターホルンをバックに

一軒宿・山上のホテル・シュワルツゼー


アルプス・スカイラインハイキング・トップへ  5日目へ  7日目へ  

inserted by FC2 system