10日目(7/10) シャモニ〜アンデックス〜モンブラン山群大パノラマ・山上の湖ラックブラウン・ハイキング〜フレジェール〜シャモニ
<ホテル・モルガン泊> 
 
時刻 行 動
8:15
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9:20
(1:40)
11:00
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12:10
(1:30)
13:40
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15:00
シャモニ(バス)
(ロープウェイ・リフト)
アンデックス(2385m)
(ハイキング)
ラックブラウン湖
(昼食・休憩)
 〃    発
(ハイキング)
フレジュール(1877m)
(ロープウェイ・バス)
シャモニ(ホテル)
 
 いよいよハイキングの最終日である。昨日よりは天候もよく、今日向かう赤い針峰群の方はすっきりと晴れている。しかし、反対側のモンブランは相変わらず頂上部分をに隠したままである。

 路線バスに乗り、さらにロープウェイ、リフトと乗り継いで、アンデックス(2385m)まで登る。今日は、そこから赤い針峰群の中腹ある山上の湖ラックブラウンを経て、フレジュール(1877m)まで下るハイキングである。歩いているうちに、ガスに覆われていたシャモニの谷を挟んだモンブラン山群が姿を現し、大パノラマが展開する。昨日頂上を見せなかったドリュ(3745m)の左側のエギーユ・ベルテ(4121m)や、昨日泊まった山上のホテルも見え、メール・ド氷河の奧にこれも昨日姿を見せてくれなかったグランドジョラス(4208m)も有名な北壁をこちらに向けて見えている。さらに、シャモニ針峰群〜エギーユ・デュ・ミディ(3842m)も見えるが、ヨーロッパ最高峰モンブラン(4808m)はもったいを付けてまだ頂上は雲の中に隠したままである。

 だんだん広がってくるそんな大展望に歓声を上げながら進み、カール壁を巻くと山上の湖ラックブラウンに到着する。この湖自体もカール底にできた湖のようである。日曜日のせいもあり、外国人のハイカーがこれまでになく多い。しかし、日本人ツアーも多い。湖畔で昼食も兼ねて1時間ほどくつろぐ。休んでいるうちに一瞬であるが、モンブランの頂上は微かに姿を現し、胸のつかえが下りる。

 あとは赤い針峰群を背に、ロープウェイ駅のあるフレジュール(1877m)までの下りハイキングのみである。アルプスのハイキングもこれで最後である。一帯がスキー場と放牧地になっている中を花を楽しみながら下るが、スイスに比べてこちらは花が少ないような気がする。最後は近道となる崖崩れのガレ場の上の通過で、わずかばかりのアドベンチャー気分を味わいながらゴールイン。

 ホテルに戻って、ヨーロッパ最後の夜を迎える。全員無事に過ごすことができた最後の晩餐会はフランス料理で締めくくる。


朝のホテルのベランダから今日のハイキングの方向を望む

だんだん姿を現してきたモンブラン山群
左からエギーユ・ベルテ(4121m)〜ドリュ(3745m)〜グランドジョラス(4208m)(氷河の最奥)
〜シャモニ針峰群〜エギーユ・デュ・ミディ(3842m)〜雲の中のヨーロッパ最高峰モンブラン(4808m)

人慣れした放牧羊

山上の湖ラックブラウン

岩に咲くトリフォリュム・アルピナス

ラックブラン湖に姿を映すエギーユ・ベルテとドリュ

ようやく微かに一瞬だけ頂上を見せたモンブラン

下山途中の湖の上に見える赤い針峰群

ハイキングの終点フレジュールから
来た道と赤い針峰群を振り返る

最後の晩餐会はフランス料理で


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