4:51 Aコープ前からバス乗車
5:10 小瀬田下車
登山 | 地点 | 下山 |
5:15
5:40
7:50
8:20 |
バス停
登山口
1050地点
頂 上 |
11:10
10:40
9:00
8:35 |
[3:05] | 所要時間 | [2:35] |
11:13 小瀬田バス停乗車
12:00 民宿やくすぎ荘着 |
愛子岳(1235m)は、宮之浦岳、黒味岳、モッチョム岳、太忠岳とともに、「九州百名山」に選ばれている山ある。鋭く尖った三角錘状のピークを持つ非常に目立つ山である。山頂からの眺めの美しさは、島内随一と言われている。
敬宮愛子さまと同じ名前で、愛子さまの誕生以来人気が高まり、一時多くの登山者が訪れたらしい。
気になる山名の由来は、男川と女川にかかわる悲恋伝説のヒロインの名に因んでいるとのこと。帰りのバス停から一緒にバスに乗った方が「愛子岳という名前は、うちの先祖が付けたと言われている。昔は別の名前があったらしい」と話していた。
台風の影響で午後から崩れるとのことで、まだ暗いうちに、宿の近くのバス停を4:51に出るバスに乗った。登山者のためのバスだか、この時間に走っているのが凄い。 昨日のようなガスで山が見えなかったら止めようと思っていたが、バスから尖った山頂部も見えていた。天気もまあまあのようだ。
小瀬田で下車し、標高50mから3km先の登山口を目指して林道を歩く。
林道手前から夜明け前のシルエットの愛子岳がくっきりと見えている(右画像)。35分で登山口到着。まだ暗い登山口には、先行者の車と準備をしている人の車。
登山口からはずっと頂上までアップダウンのない登り一方の尾根道だ。下の方は明るい尾根で、800mまでは急な登りが続く。足下の岩や石は滑る堆積岩である。800mから1050mまでは緩やかになり、歩きやすい。この辺りから植生が密になってくる。屋久杉は見当たらないが、切り株らしいものはいくつか見られる。1050m付近には密度の濃い植生が見られる。
1050付近からが尖った山頂部への核心部である。足下の岩や石は他の山と同じ花崗岩に変わっている。ロープや木の根を頼りの急登を登っていくと、岩場の基部に出る。この辺りからガスに覆われ始める。右上に花崗岩の岩壁が続く。先行者が下りてきたが、ガスで何も見えないと言う。さらに岩盤の上を登っていく。幸いに、その上に続く頂上は怖い岩の上でなく、灌木の生えた広く平らなところだった。
朝の内は期待していた展望だが、どうやら頂上付近だけがガスで覆われているようだ。ときおり一瞬だけ、宮之浦岳を中心とした稜線が見えるが、すぐに隠れてしまう。朝食代わりに用意してもらったおにぎり弁当を食べて粘ったが、無理なようである。諦めて下山開始。
下山して行くと、上空が晴れて来た。あとから登ってきた6名が羨ましかった。しかし、下山して見上げたら、山頂部だけがガスで覆われたままだった。 昨日も展望には恵まれなかったが、雨に降られなかっただけても良しとしよう。コンビニで缶ビールを買ってバス停へ。3分後に来たバスに乗り、昼には民宿に戻った。