アバレ川遡行<美瑛川支流>A
美瑛富士登山口P〜美瑛川支流アバレ川〜美瑛岳ポンピ沢夏道〜望岳台P
5名+1匹 15.9.6
5:30 白銀荘発
6:00 美瑛富士登山口駐車場着
登下山 | 地 点 |
6:20
6:40
10:00
10:35
11:20 |
美瑛富士登山口P
入渓(820)
1250二股
勝瑛の滝下
ポンピ沢夏道(1410) |
[5:00] | 所要時間 |
11:50
13:35 |
ポンピ沢夏道
望岳台P |
[1:45] | 所要時間 |
14:30 白銀荘(入浴)
18:30 道の駅「なかさつない」(泊)
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昔何度も洪水を起こしたことを連想させるような名前の川だが、白金温泉街のすぐ上で合流する美瑛川の支流である。源流部は、美瑛岳登山道とクロスするポンピ沢となって、美瑛岳の峨々とした南面へ突き上げている。
この沢は、2010年10月に沢のスペシャリストganさんをリーダーとして5名で登っているが、過去に遡行した中で最も面白かった沢である。なぜ面白いかというと、とにかく変化に富んで、苔むした岩や次から次と岩盤を削り込んだ小滝群や急流が現れ、標高差600m、5時間も飽きることのない沢登りが楽しめることである。しかも、特に難しいところもなく、楽しさ満点の沢である。
ganさんをして、「過去経験した何百本の沢の中に同様なものはなかったほどの興趣に満ちた遡行となった。癒し系の沢ではお勧め度100%かな・・・等高線の間隔が広い平坦に近い大地を流れるこの沢がこれほどの趣きに溢れているとは誰が想像できようか」と言わしめた、変化と興趣に満ちた沢である。
できれば再訪したい沢のトップだった。偶然、前夜に、
いつもお世話になっている函館出身の山ちゃんをリーダーとして、きれいどころ3名(えっちゃん、カナリーヌ、のりちん)と一匹(ルパン)の札幌組が、このアバレ沢を遡行するというので、仲間に入れてもらった(1)(入渓地点にて)。
前回は、白金いこいの森の駐車場からスタートしたが、今回は美瑛富士登山口駐車場からスタートするという。下山口となる望岳台に車を置き、山ちゃんの車1台で、美瑛富士登山口駐車場へ向かった。その駐車場から続く林道を20分ほど歩き、入渓した。
前回よりかなり近く、すぐに、一番先の垂直に落ちる滝にぶつかる。前回は1条の滝だったが、今回は2条に分かれていた。ここは全員右から高巻いた(2)。
前回も感激した噴流状の滝が見えて来た。やさしいところはルパンが先導してくれるので、そこがやさしいルートと分かる(3)。
上から流れてくる水が、掘れた穴でジャンプして噴流のように見える(4)。 趣のある苔むした岩の間の流れをバックにした自分(5)。
深く掘れた流れの上をへつって進む(6)。ここもへつって進む。水が冷たいので、ドボンは嫌だ(7)。
ルパンの先導で進む(8)。カナリーヌと山ちゃんは急な滝の正面突破。ほかのメンバーは濡れたくないのと実力相応に高巻いた(9)。
「跳べ!」との命令に躊躇するルパン(12)。水流で削られてなめらかに仕上げられた趣のある岩盤の流れ(13)。
木漏れ日に光る美しい流れを進む(14)。陽光に光る濡れた岩肌が美しい。ルパンはそれに見とれているのか、ルートを探しているのか・・・(15)。
やがて、地図にも載っている落差40mほどの「勝瑛の滝」の下に到着(16)。マイナスイオンを浴びながら、下から見上げる(17)。
横から「勝瑛の滝」を眺めながら、左から合流する流れに沿って登り、上のハイマツ帯を高巻く(18)。
再び流れに下りて、滝の落ち口から遡ってきたアバレ川を見下ろす(19)。
「勝瑛の滝」を越えてからも、変化のある流れは続く(20)。
ちょうど5時間で、美瑛岳の登山道にぶつかって、遡行のゴール。ルパンと健闘を讃え合って握手をする(21)。昼食を摂りながら、30分ほど休憩。
この沢はポンピ沢となって、十勝岳と美瑛岳のコルへ突き上げている。
深く掘れ、遅くまで雪渓の残るポンピ沢支流の梯子を下りる(22)。この後フィクスロープがあるが、ここから登り返すのも大変。
富良野岳を正面に見て、登山道を下る(23)。女性陣はお喋りしながらゆっくり下って来る。先にゴールした山ちゃんと二人で、車の回収へ。
この後、白銀荘で入浴して、札幌組と別れ、明日のカムエクのために中札内道の駅まで走った。