818.2峰(通称・中二股山)
<大野ダム〜中二股林道ルート>  山スキー  2名 12、3,3

予てから狙っていた大野ダムの奥に聳える端正な無名峰へ

7:00 自宅発
7:50 大野ダム入口ゲート      
登山
地 点
下山
 8:05
 8:20
 9:25
10:45
ゲート前
ダム堰堤
南西尾根取付き
頂 上
12:45
12:35
11:55
11:10
[2:40]
所要時間
[1:30]
13:30 せせらぎ温泉(入浴)   
14:40 帰宅

 大野ダムの源流・中二股沢川源頭部の北斗市と森町の境界線上に聳える端正な姿をした山である(1)

 無名峰だが、三等三角点名が中二股川で、通称・中二股山と呼ばれているようだ。函館市内の北部からも、二股岳の左側に見える山で、北斗市と森町の境界線上では、二股岳に次いで高いピークである。標高もそこそこあり、目立つ山でもあり、函館近郊の冬山愛好者には結構登られているようだ。

 好天予報の前日に急遽計画し、未だ登っていないTaoさんを誘った。大野新道を走っていると、その正面に二股岳が見え、その左側の稜線上にこの山が見える。

 国道227号線の天狗橋を渡ったすぐ先の大野ダム入口ゲート前に車を停めてスタート(2)ちなみに、このゲートは夏の間は開いていて、車でダムサイトまで入ることができる。

 歩き始めてすぐに林道は二手に分かれる。どちらを行ってもダムの両側を進み、ダムの奥で合流する。左岸の道の方が距離的にかなり短いので、そちらへ進む。

 ここ数日の暖気で溶けた雪が、昨夜の冷え込みで、完全にクラストしている。お陰でラッセルはまったくなく、快調にダム左岸の中二股林道を進む。

 ほとんど干上がった感じのダムを左手に見ながら進むが、時おり、谷の正面に目指す頂上が見えるのがうれしい。

 川を挟んだ対岸の崖に、滲み出た水が凍った氷瀑も見えている(3)

 約4kmほど進むと林道終点が近くなってくる。その手前の右の南西尾根から頂上稜線を目指す。林道からの取り付き部分が急で登るのに苦労する。

 尾根に上がると、下の方は、右側にトドマツの人工林がずっと続く。

やがて、c550辺りからは、そのトドマツ林もなくなり、ブナの大木やダケカンバの疎林帯となり、幅広い開放的な尾根となる。雪が柔らかいときなら、帰りは快適な滑降を楽しめそうな斜面である。しかし、今日はクラストしているので、帰りには苦労しそうだ(4)

 頂上の右手前の760ポコの斜面の源頭部を挟んだ先には目指す頂上が見えている(5)

 尾根を登り切らないで、760ポコの南コルを目がけてトラバース気味に登っていく。右手に送電線が見えてくる。南コル付近で境界稜線に乗ると、すぐ右手に送電線が見える(6)

 境界稜線は、源頭部を巻くように西へ方向を変える。760ポコを北側から巻いて進むが、どうしても頂上とのコルまでは少し下らなくてはならない。


 コルを越えて南側に雪庇の発達している頂上への稜線を登る。やがて、ラッセルがなかった分、予想よりかなり早い2時間40分で頂上に到着。ちょっと呆気ない感じだった。
 まずは、スキーも入れて記念写真を撮る(7)。今日はひな祭りなので、コンビニで買ってきた桜餅で登頂祝いをする(8)


360度の大展望が広がるが、特に木の生えてない南側の展望がみごと。
左の二股岳と木地挽山の連なりと毛無山との間に、ちょっと霞んではっきり見えないのが残念だが、函館平野と函館湾が見える(9)


東側には、あまり見慣れない方向からの駒ヶ岳(10)。この左側には噴火湾越しの胆振の山並みも見えていた。

 北側の乙部岳や狗神岳なども見えるが、木が混んでいて、すっきりと見えないのが残念。南西側には特徴のある焼木尻岳が見えている(11)

 30分ほど休んで、下山開始。登り返しのある760ポコまでシールを付けまま登り返した。760ポコの西斜面は、本来であれば快適な滑降を楽しめそうな大斜面だが、クラストしていて、思うようなターンできないのが悔しい(12)

 稜線上は幅広いので、まだなんとか下ることはできたが、南西尾根になり、幅が狭くなってくると大変だった。テールが引っかかってターンは全くできない。

 おまけに今シーズン初のプラブーツだったので、前後振られて余計に滑りづらい。無理して怪我でもしたら大変とばかり、慎重に下る。それでも、5回ほども転んだ。Taoさんの方が果敢に突っ込んで行き、こちらが後れを取る感じだった。

 スキーでこれほど手こずったのもあまり経験がない。登りで汗をかかないで、下りで汗が流れた。それでも、なんとか無事に林道へ下りることができて、ひと安心。

 林道もクラストしているので、あまりスピードを出して滑ることができない。おまけに何ヶ所か登り返しもあって、ここでも汗をかいた。ダムサイトまで下りてくると、正面に干上がった感じのダム堰堤とその先の右側に天狗岳と国道を挟んで屹立する三角山が見えてくる。ゴールまであともう少しだ(13)

 3年ほど前から狙っていた念願の初ピークをゲットすることができた。下りはクラストしていて手こずったが、その分、登りはあっさり登ることができた。Taoさんも、「いい山だった」と喜んでくれたのが何よりだった。

 この後、北斗市のせせらぎ温泉で汗を流し、帰路に就いた。




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