第38回札幌国際スキーマラソン
50km 参戦記 18,02,04

それほど苦しまずに、昨年に引き続き、5時間をかろうじて切って完走
 
天 候曇り
気 温
雪 温
スタート時  −3℃  ゴール時 −1℃
  〃    −2℃    〃   −1℃
ワックス

(効果)
base gallium ハイブリットベース
top gallium AXF20+30
(まあまあ)
記 録 4時間59分37秒
25km地点ラップ 2時間34分
順 位370位/472名(男性完走者)

8:50、Aグループのスタート

 第38回を数えるこの「札幌国際スキーマラソン大会」は、50km、25km、10km、5km、3kmの種目があり、今年は合計2043名がエントリーしている大きな大会だ。最近は減少傾向だったが、今年は珍しく100名ほど増えていた。そのうち50kmは男女合わせて609名。これも昨年より65名増えていた。

  この大会の50kmの部に参加するのは、途中3度抜けているが、今年で13回目である。ただし、4年前は7km地点で肉離れの兆候が出てリタイアしている。したがって、今回の完走で12回目となった。アップダウンが激しく、急な登りが多く、もっともハードなレースである。これより距離の長い「湧別原野85km」の方がずっと楽である。
 60歳前後には、2回4時間切りを記録しているが、70歳代になってからの2年間は5時間も切れていなかった。今回も目標は「苦しまないで、滑走を楽しみ、結果的に5時間を切ること」と設定した。
 結果的に、昨年に引き続き、それほど辛いとは思わないで、なんとか5時間を切ることができてホッとした。

 豊滝除雪センター駐車場で車中泊をして、7:30に会場入り。気温も雪温も用意してきたワックスの範囲(0〜−5℃)で、ひと安心。幸い、風もなく、寒くもなく、雪も降らないXCスキー日和だった。
 

今年この大会デビュー戦の帯広の若葉さん(mayaさん)と再会

3km付近の前を行く選手たち

  スタート時の混雑を避けるために、1部スタート(8:50)と2部スタート(9:00)のウエーブ方式を取っている。自分は、9:00の第2スタートなので、8:40ごろにスタート地点へ。前日ブログへコメントをいただいていた、この大会にデビューする帯広の若葉さん(mayaさん)の姿を探したら、向こうでも探していたようだ。昨年の「湧別」以来の再会を果たした。
 
  9:00、いよいよスタート。スタートから2kmはほぼ直線の緩やかな登りが続く。中ほどから抑え気味に登って行く。いつもは登り切った所で撮影タイムを取ったが、今回はそのまま滑走を続けた。
  3km地点で、一息入れるために撮影タイムを取った。しかし、やはり、2kmの登りが終わった地点の方が、滑走する選手が多く写るので絵になると思った。
 

6.5km付近の急な下りの前の渋滞・・・いつもここで一休み

24km付近の緩やかな登り・・・このあとさらに急になる

  4km付近からの下りで、ようやく元気が回復でき、本調子になるのがうれしい。さらに、6.5km付近の急な下りは危険なので、1人ずつ間を開けて下るためにいつも渋滞となるところだ。ここでも元気を回復できる。この下がカーブして、いつもはアイスバーンになっているが、今年は堅くなっていないので、転ぶ人はあまりいなかったようだ。

 8kmを過ぎた辺りで、25kmの部のトップグループが、ものすごいスピードで追い越して行く。こちらが苦労している少しぐらいの登りでも、ほとんどスーパースケーティングだ。


中間地点の25kmのエード

37.5kmのエードから続く緩い上り・・・この辺りから追い越すことが多くなった

 23〜25kmの緩やかながら長い上り坂は結構堪える。中間の25km地点のラップをみたら、昨年より1分早い2時間34分だった。これで昨年も5時間切れたのと、体力的にまだ余裕があったので、5時間切りを可能性が出て来たので、後半戦も頑張ろうと思った。25kmのエードに、これまで1度も勝ったことない77歳の怪物・室蘭のMuさんが休んでいた。思わず、「こんなところにいたんですか?」と声を掛けたら、「もうヘロヘロです」という。さすがの怪物も年齢には勝てないのだろうか・・・結局、その後も追い越されることはなく、こちらより10分遅れでゴールしていた。

 エードでは、温かいスポーツドリンクと喉の通りの良いミニシューを口にした。37.5kmのエードでも喉の通りの良いミニシュー6j個をほおばり、5時間切りを目指して、あまり休まずにスタート。、26km付近から白旗山競技場まで続く下りが楽しい。この辺りからは、前後同じ顔ぶれが抜いたり、抜かれたりを繰り返す。この後はそれほど急な登りはないので、それほど疲れないで滑らせることができた。
 
 42km地点からの焼山への地獄の急な上り坂は、昨年に引き続き、スキーを脱いで歩くことにした。着脱の時間が掛かるので、時間的には大差ないが、登り切った時の疲れが全然違う。43kmからの下りを快調に飛ばせるのが経験済みだったからである。

 この43kmの焼山の頂上に登り切った時には4時間31分で、昨年より4分速かった。ゴールまでの7kmは概ね下りが続く。昨年は22分でゴールしている。ここで5時間切りを確信できた。昨年ほどのワックスの効用感はなく、快適なラストランとは行かなかったし、ゴールの直線に入る前に2人に抜かれてしまった。それでも、ゴール時の時計はかろうじて14:00前だった。


ゴール後左のブースで、スポドリ、パン、シチューをいただく

大会要項と記録証
  

 宿泊した24時間営業のつきさむ温泉
<過去の成績一覧>

@2003年 3時間43分56秒(212位/619名)
A2004年 4時間19分31秒(304位/646名)
B2005年 3時間53秒18分(197位/670名)
C2006年 4時間12分49秒(228位/647名)
 2007年 都合でキャンセル
 2008年 大腸癌手術のためキャンセル
D2009年 4時間56分09秒(353位/578名)
E2010年 4時間12分14秒(321位/643名)
 2011年 怪我で不参加
F2012年 4時間20分04秒(258位/508名)
G2013年 4時間14分17秒(318位/692名)
 2014年 (7km地点でリタイア)
H2015年 5時間12分43秒(373位/499名)
I2016年 5時間16分11秒(355位/464名)
J2017年 4時間56分58秒(314位/431名)
K2018年 4時間59分37秒(370位/472名)
                                                                                                                     ゴールして、12個目の完走メダルを首に掛けてもらう。体のダメージもあまり感じることのない状態だった。昨年までの豚汁は熱いシチューに変わっていた。

 札幌ドームの中で参加賞と記録賞をもらった。タイムはギリギリ4時間59分37秒だった。わずか23秒というきわどさだった。

 この大会は、疲れてその日のうちに帰ることは無理である。そこで、明日に「札幌50峰」の低山巡りの予定を組んで、昨年に引き続き、すぐ近くの24時間営業のつきさむ温泉に泊るべく、そちらへ向かった。
 
 順位は、翌日の公式ホームページの成績一覧表を見たら、370位だった。昨年より完走者が増えていたが、後ろに100人ほどしかいないさびしい状態である。
 まだ制限時間には2時間ほどある。完走できるうちは参加したいと思っている。しかし、辛くなるようであれば、最低あと2回、75歳までは50kmの部で頑張りたい。その後は25kmの部へとも思っている・・・?


<過去の参戦記へ>
 2003年2004年2005年2006年2009年 2010年 2012年 2013年 2014年(7kmリタイア)  2015年 2016年 2017年



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