第26回おおたき国際スキーマラソン
15km 参戦記 16,02,14

朝から雨が降っていたが、スタート時には上がり、プラス気温なので非常に良く滑り、久しぶりに快走を楽しんだ
天 候吹雪
気 温
雪 温
スタート時  3℃
  〃     0℃
ワックス

(効果)
base gallium バイオレット
top gallium AXF40
(バッチリ)
記 録 1時間07分14秒
1km換算ラップ 4分27秒
7.5km中間ラップ 33分
順 位11位/29名(70歳以上男子)

15kmの部のスタート前・・・タイミング良く雨が止んできた

○大幅な運営の変更


開催要項

コース図。15kmは実線部分を2周
 26回を数えるこの大会は、今年から市の助成金が大幅に削られたらしく?、運営が大きく変更になった。参加人数が年々減少してきていることも原因のようだ。

 まず、これまで、この大会のためだけに造成してきた15kmコースがなくなり、それを2周していた30kmの部も廃止された。新しい15kmの部は、常設コースの7.5kmを2周するようになった。さらに、種目が減ったにも関わらず、賞品の出る入賞が6位までだったのに、3位までとなった。

 種目は、年齢別に分けられた15km以外は、歩くスキーの7km、5km、3kmである。しかも、昨年までは30kmと15kmの部がスタートしてから、短い距離がスタートしていた。しかし、今年からは、7km、5km、3kmの部が9:30から5分置きにスタートし、15kmは11:00のスタートになっていた。
 参加者は合計で619名だった。10年以上前は1000人を越えていたはずだ。

 「来年もあるのだろうか?いずれなくなるのでないか?」などと言った不安の声も出ていた。

○雨の中の、さびしい参加

 我がクラブ函館クロカンキッズ(XC^KID'S)からの参加人数が減って来たことと、バス料金の値上げが原因で、昨年からバスツアーを中止した。そのこともあり、参加者が一気に減ってしまった。会員自体も減少気味になり、今年から、函館クロカンキッズ(XC^KID'S)を解散して、母体である函館トライアスロンクラブと統合し、XC部として存続することになった。10年ほど前は30名以上の参加者があり、帰りの宴会バスが楽しみだった。

 。

クロカンキッズ改め函館トライアスロンクラブXC部4名だけのさびしい参加

雨の中の受付風景

 今回は、結局わずか4名の参加者だった。MAEさんの車に便乗させてもらっての参加だった。数日前から異常な気温上昇と雨予報だった。4:30、雨の中を出発。道中もずっと雨だった。
 雨の中のレースは避けられそうにもないので、我々全員はカッパの上からゼッケンを付けて臨んだ。受付も雨の中で行われていた。幸い、風はないので、中止になるような気配はなかった。
 ひとみさんは、5kmに申し込んでいたが、雨の中のレースが嫌でキャンセルし、専属カメラマンになってくれた。

○非常に良く滑ったレース展開


7kmのスター地点に立つChiさん。カッパスタイルの人がほとんど

9:30、7kmの部のスタート

 7kmからスタートしたが、その頃は雨が本降りの最中だった。5kmや3kmには小中学生の参加申し込みが多かったが、悪天候で、インフルエンザ等の影響か、ほとんどキャンセルしたようでさびしい感じだった。


カッパ上下にゴム手袋の出で立ち

この大会だけ、毎年顔を合わせるHYML仲間の倶知安のSuさんとともに

 Chiさんのスタートを見送って、車の中で待機。そろそろゴールだろうと、自分たち15kmの用意をして出て行ったら、「非常に滑った」と言って、Chiさんはすでにゴールしていた。
 次の自分たちの15kmの部だ。アップしている最中に、旭川のSaさん、札幌のtonyさん、倶知安のSuさんを初めとする、知人と顔を合わせてご挨拶。


11:00、15kmのスタート。さすが、カッパスタイルはほとんどいない

1周目7.5kmでスタート地点へ戻って来た時の自分の滑り

 11:00、ようやく15kmにスタート。良い具合に雨が上がってくれた。気温は3℃を越え、雪温は0℃である。この0℃の雪が一番滑る。高速レースの様相を呈する。案の状、これ以上はないと思うほど気持ちよく滑る。しかし、速いのは自分だけではない。
 2.5km付近の激坂は、渋滞気味だったが、わずかながらでも滑らせながら登りことができた。しかし、この坂までに、ほぼ順位は決まるようだ。その後は、同じレベルの選手が前後で滑っている。
 6km付近で折り返して、500mほどの間対面滑走となる。70歳代のゼッケンを数えてみたが、10位以内は難しそうな気配だった。 
 1周目を終えて、スタート地点に戻った段階で33分台だった。久しぶり好タイムだ。2周目は、せっかくなので滑走を楽しむことにする。

 2周目に入ると、前の方には追いつけそうな70歳代はいないので、気持ちよく滑走を楽しんでいたら、すぐ後ろから70歳代のゼッケンの人が追い上げて来た。ここは負けなくない。久しぶりに他人との競争意識が芽生え、ペースを上げて逃げ切ることにした。お陰で、ほかの年代の人たちを追い越しながら、なんとか逃げ切ってゴールすることができた。


52分54秒の好タイムで、MAEさんのゴール(左から2人目)

気持ちよく滑りを楽しんで大満足のゴール

 そのお陰で、1周目とほぼ同じタイムでゴールし、タイムは1時間07分台だった。15kmをこのタイムで滑ったのは10年ぶりくらいである。それだけ良く滑ったということだ。順位はともなく、久しぶりに気持ち良い滑走を楽しむことができただけで、大満足だった。


キノコ汁と、抽選で当たった「北国アロニア」と、参加賞のキノコ

貼り出された成績の速報


翌日の北海道新聞に、自分が写っていた。
 ゴール後、参加賞のきのこをもらい、抽選をしたら、「北国アロニア」というサプリが当たった。このアロニアは大滝区の名産品である。しかも、パンフレットを見たら、3,800円もする高いものだった。参加賞2,500円にお釣りが来た感じだ。いつも楽しみにしているキノコ汁は、今年は、切り刻んだ冷たいキノコをどんぶりに入れてから、汁を掛けるだけスタイルだった。煮込まれていないので出汁も効いていないし、温(ぬる)くて美味しくなかった。

 速報で張り出された成績を見たら、案の定、みんなが良いタイムで滑ったので、新設の70歳以上の部でも11位/29名中だった。できれば10位以内を期待したが、10位との差が2分以上もあっては、歯が立たない感じだ。昨年まで30kmの部に出ていた化け物軍団も一緒になったので、妥当なところだろう。しかし、1位は74歳、2位は73歳、3位は76歳の方だ。タイムを見ても凄い…どの世界にも化け物はいるものだ。


 無料入浴券の第二名水亭でのんびり疲れを抜き、帰路に就いた。17:30には帰宅でした。車の中ではノンアルコールビールで我慢したので、夕食時の完走ビールが美味かった。

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