第28回恵庭クロスカントリースキー大会
30km 2016,2,21 恵庭市畜産共進会場 |
天候 | 晴れ時々曇り |
気温
雪温 |
ゴール時 +2℃
〃 0℃ |
ワックス
(効果) |
base gallium HIBRID BASE
top gallium AXF30:AXF3040(2:1)
(バッチリ) |
記録 |
○タイム 2時間11分34秒
※コースが28.5kmに短縮
15kmラップ 1時間11分
<1kmの平均ラップ> 4分36秒
54位/95名(50歳以上30km完走者) |
恵庭畜産共進会場を発着点として、自衛隊の大演習場が舞台のコースである。他の大きな大会は圧雪車でコース造りをするが、ここは地元の自衛隊の雪上車や機材やスノーモービル等で整備をする手作り感の強い大会である。コース上の運営スタッフやエードも自衛隊員がほとんどである。
一昨年、7年ぶりにこの大会に参加したが、今年も引き続き参加。通算5回目である。 このコースは、アップダウンがほとんどなく、歳と共に辛くなっている急な登りもない分、休むことのできる下りもない。しかし、滑走を楽しむことのできる好きなコースである。「60歳以上10km」や「15km」の種目もあるが、あそこまで行って、わずか1時間前後で終わるのはもったいない。そこで「50歳以上30km」にエントリー。
前日の情報では、ガリガリしているところやデコボコが多いということだったが、夜中に20cmほどの湿り雪が降ってくれたおかげで、コース整備は大変だったらしいが、とても滑りやすくなったようだ。
スタート前のアップする選手たち |
スタート地点のスキー |
しかも、気温が高く、雪温も一番滑る0℃である。(雪温はこれ以上上がることはない)。アップしてみたが、ワックスの選択はAXF30を多く入れたおかげで、新雪にも対応でき、バッチリだったようだ。
スタート地点にて(恵庭の旅人さん提供) |
スタートの瞬間(恵庭の旅人さん提供) |
いつもいろいろな大会で律儀に声を掛けてくださる地元
恵庭の旅人さんが、滑る用意をしないで、凄い高さそうなカメラを2台も首からぶら下げている。4日前にどこかにぶつけて、肋骨を骨折したらしい。今日も、来週の「湧別原野85km」も参加できないとのこと。珍しいほど非常に良く滑っただけに非常に気の毒だった。一日も早い快復を祈るしかない。帰宅したら、写真がすでに送られてきていた。高いカメラは写りがクリアだ。
スタート後10分ほどの地点 |
5km付近、狭くて追い抜くこともままならず、1列縦隊が続く |
高速レースを期待したが、案の定、これまで経験したことのないほど良く滑った。5kmごとのラップで、昨年より3〜4分ほども速かったのには驚いた。先週の「おおたき」も良く滑ったが、このコースはアップダウンのほとんどないフラットなコースなので、休むところはないが、目標としている「滑走を楽しむ」には最高の条件だった。ただし、トップグループは、柔らかくて深い雪を掻き分けながらの滑走だったに違いない。 10kmを過ぎた辺りからあまり追い越したり追い越されたりということが少なくなり、前後に同じ顔ぶれが並んで滑っている。
何ヶ所かエードもあったが、2〜3ヶ所で水かスポドリだけを飲んだだけだった。
直線コースもあちこちにある |
たまに緩やかな下りや登りも。 |
15km過ぎ辺りから、追い越されるより、落ちてくる選手を拾いながらの滑りが多くなる。これも元気が出るものだ。そんな中で、HYML仲間のオコタンペさんが声を掛けて追い抜いて行ったが、その後、前後して滑っていたようだ。
前後を滑っている中に若い男性がいたが、よく転ぶ。走力はこちらよりあるのだが、聞いたら、「スキーが滑り過ぎて技術が着いて行かない」とのことだった。最後の3kmでは転ぶことなく、置いて行かれてしまった。
20kmの先の人工的な?小山を越える。唯一の急坂。 |
ゴール手前。鼻水を拭いたところがバッチリ(恵庭の旅人さん提供) |
20kmを過ぎてまもなく、唯一の急な坂がある。どうも形からして人工的な山のようだ。これを越えたら、まもなく「あと6km」の標識が現れた。この間が1.5kmほど短縮されたようだ。最後の5kmは、いろいろな種目の選手も歩いたり、滑ったりと賑やかだ。しかし、湿り雪が踏まれて堅くなって、エッジが利かないのが辛い。
多分、ゴール付近で、恵庭の旅人さんがカメラを構えて待っているかもしれないと思い、鼻水を垂らしたままなら恰好悪いと思った。皮肉にも、その鼻水を拭いた瞬間が写されていた。
昨年は猛吹雪の中のへロヘロ状態のコールだったが、今年は、それほどのダメージもないまま気持ちよくゴール。タイムは、上出来の2時間11分31秒だったが、30kmあったとしても、昨年より25分程度は速かったはずだ。順位は55位95名中/95名(完走者)だった。完走者は昨年と同じだったが、順位は1位だけ上がっていた。「それ以上に、滑走を楽しむ」という目標を最大限に達成できただけに大満足だ。
記録賞と参加賞を受け取り、一度車に戻った。天候も良いし、暖かいので、豚汁と甘酒をごちそうになるために戻った。昨年は豚汁も食べないで車の中に飛び込んだ。
無料入浴券の恵庭温泉ラフォーレは、非常に混むので、そのまま帰路に就いた。途中の大滝の無料温泉の「ふるさとの湯」に入って、夕食時間までに帰宅した。