2015十勝大平原クロスカントリースキー大会
42km 参戦記 15,03,01

昨年ほど異常に滑りはしなかったが、最後まで快適な滑走を楽しむことができた

天 候晴れ
気 温
雪 温
スタート時   −6℃
  〃     −4℃
ワックス

(効果)
base gallium ハイブリットベース
top gallium AXF20+30
(まあまあ)
記 録 3時間28分30秒
1km換算ラップ 5分00秒
順 位25位/55名(男子60歳以上完走者)

スタート前の様子・左端の選手でない男性は応援に来てくれたパパチャリさん(若葉さん提供)
「日高山脈の麓、輝く雪原へ踏みだそう!」がキャッチフレーズの「十勝大平原クロスカントリースキー大会」に昨年に引き続き、通算5回目の参加。自分にとっては、この大会が、今シーズン最後の大会である。 

 昨年から最長部門が42kmと短くなった。それに、28km、歩くスキーの10kmと5kmに合600名ほどのエントリー。42km男子183名の内、60歳以上の部が最多の60名と最も多かったが、昨年より29名も少なかった。28kmの方も、60歳以上が半数近く・・・・まさに、シルバーパワーの大会だ。


 発着点は、帯広市岩内仙峡近くのTBK・日立オートモーティブシステムのテストコース。コースは山間部の岩内仙峡、戸蔦地区、八千代地区の平野部に広がる農道を利用した、比較的起伏の少ないコースである。何と言っても、大好きな日高山脈の凛とした白く輝く山並みを眺めながらのロケーションの良さが、自分には魅力である。

 前日の朝、函館を出て、夕方まで掛けて450km以上の一般道路をのんびり走って、スタート地点近くの中札内道の駅で車中泊。朝になると、-13℃まで冷え込んだ。過去の
4回はいずれも「十勝晴れ」に恵まれたが、今年は薄曇り空が広がっていた。
 
 ○スタート前の出会い

大会要項

毎年応援に駆け付けてくれる若葉さんと一緒に
(パパちゃりさん提供)

トイレに並ぶ長い列

 スタート直前までに、大樹町に実家があり、昨年に引き続き参加の函館の同じクラブのXC-KID'Sメンバーのイケちゃんと会うことができた。また、例年応援に駆け付けてくれる岳友のパパちゃりさんと若葉さん、

○9:00スタート


スタート前の後ろの選手をパチリ

狭い登りでの渋滞

 風もなく、気温も-6℃くらいまで上がっていて、寒さは感じなかった。いつものことだが、スタート直後はごちゃごちゃして、気を付けないと、転倒に巻き込まれることが多い。慌てないで前後左右を良く見ながら滑走を続ける。2km付近で、昨年までにはなかったと思う狭い登りコースで渋滞していた。3kmもすると、前後はペースの同じような選手となる。


快適に整備されたコースを滑る

橋の上の歩道部分もコースとして整備されている

 8km付近までは概ね下りな上に、ワックスは合っている感じで、気持ちよく滑った。13km付近のエードでは、ほとんど疲れはないが、スポドリを口にし、撮影タイム。この後、3ヶ所の給食所があった。水、スポーツドリンク、バナナ、生チョコ、小さなカステラなどが用意されていた。

 10kmを過ぎると、山間のコースから、日高山脈を眺めながらの広大な十勝平野の大雪原の中のコースとなる。16km付近?、28kmの選手と別れる。前後の選手が少なくなり、寂しくなるところである。こちらは、さらに北西方向へ北上を続ける。しかし、18km付近から昨年とコースが変わったらしく、2kmほどは速い選手との対面コースとなっていた。23kmの八千代給食所を越えて少し進むと、方向を南へと変えて、往路モードになる。24km付近には、昨年なかった長く緩い登りが続いていた。


日高山脈を眺めながらの滑走がこの大会の魅力

ゴール場面

「あと10km」手前付近の、道路を横切ったところから続く急な登りも、楽に登り切り、その先も抜かれることは多かったが、自分なりには気持ちよく滑走し続けることができた。


○山仲間に迎えられてのゴール

ゴール前の私の滑り(若葉さん提供)

ゴール後の満足顔の私(若葉さん提供)
  ゴール前まで来たら、ゴールゲートの先にパパちゃパパちゃりさんと若葉さんがカメラを構えて待っていた。2人に迎えられて、ゴールイン。滑走中は、途中のラップは見なかったが、昨年と同じような感じで、よく滑っていたと思っていた。5週連続のラスト滑走は快走で締めくくることかできたと大満足のゴールだった。


 ところが、記録を見てがっかり。昨年より40分も遅い3時間28分30秒だった。ペース的には5分/kmだから、現時点の実力的には妥当なところで快走の部類だ。他のみんなも昨年よりかなりタイムが落ちているようだ。それだけ、昨年は異常に滑ったということだろう。

 今年から順位も速報で出るようになっていた。「60歳以上男子」で25位だった。昨年は21位だった。5年前は14位で、4年前は20位、2年前は17位だったので、順位的にはワースト記録更新だが、毎年50代から若い人が上がって来るので、まあ妥当なところだろう。しかし、今年の6レースの中でもっとも気持ちよく滑れたので大満足だった。ただし、エントリー数が昨年より少ない60名なので、喜んではいられない。

 函館から参加した同じXC-KID'S仲間のイケちゃんは、2時間47分で、「昨年と同じくらいのタイムだと思ったが、20分も遅かった。昨年が異常に滑ったんだろうね。50代で5位だったけど、同じタイムで60代以上になると8位だよ。60代は凄い」と話していた。

 温かくてボリュームのある豚汁ととろろご飯を食べて、会場を後にした。毎年この後にセットしてくれる山仲間の慰労懇親会に参加のために、昨年から温泉付きホテル帯広パコに泊まっている。早目に温泉に入って、開催時刻の18:00までんびりできるのがうれしい。

○山仲間による慰労懇親会

 

過去3回のときもそうだったが、この大会はサプライズが待っている。今回も「坂口さんが来るなら、山仲間に声を掛けて慰労懇親会をセットします」とのことだった。今年は久しぶりにお会いした方も含めて9名とともに、楽しくも幸せなひとときを過ごすことができた。 

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