第35回札幌国際スキーマラソン
50km 参戦記 15,02,01 |
札幌ドーム |
天 候 | 曇り |
気 温
雪 温 |
スタート時 −3.5℃
〃 −3℃ |
ワックス
(効果) |
base gallium ハイブリットベース
top gallium AXF30
(まあまあ) |
記 録 |
5時間12分43秒
25km地点ラップ 2時間23分 |
順 位 | 373位/499名(男性完走者) |
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第35回を数えるこの「札幌国際スキーマラソン大会」、50km、25km、10km、5km、3kmの種目があり、今年は合計2139名がエントリーしている大きな大会だ。そのうち50kmは男女合わせて622名。
この大会の50kmの部に参加するのは、途中3度抜けているが、今年で10回目である。ただし、昨年は7km地点で肉離れの兆候が出てリタイアしている。これより距離の長い「湧別原野85km」にも出場しているが、アップダウンが激しく、この大会が一番ハードなレースである。参加するたびに思うのだが、札幌ドームを発着点としての50kmものコース造成をするその努力と労力に感心する。
前日は、いつもは車中泊が多いが、今回は、12年も履いたXCブーツを新調するつもりだったので、ビジネスホテルに泊った。 今年も現実的な目標タイムを4時間30分、順位は、完走者の半分以内と設定して臨んだ。
7:00には会場入り。受付を済ませて、のんびり準備。天気は良い方に外れて、青空が広がっている。
いつも律儀に挨拶を下さる恵庭の旅人さんと再会。彼から送られた私の写真(2)。
スタート時の混雑を避けるために、1部スタート(8:50)と2部スタート(9:00)のウエーブ方式を摂っている。いつもは第2スタートなのだが、今年は申し込み時の手違いなのか、4時間を切るグループの第1スタートに入っていた。
駐車場にて(恵庭の旅人さん提供) |
スタート地点で札幌のKiさんとのツーショット |
スタート地点で、札幌のKiさんにも挨拶された。初対面の奥さんが撮ってくれた彼とのツーショットの写真が送られてきた(3)。
スタート地点の様子 |
3kmの坂を登り切った地点 |
10分ほど前にスタート地点に並ぶ(4)。いよいよスタート。スタートから2kmはほぼ直線の緩やかな登りが続く。いつもの第2スタートなら、30番目くらいのトップグループで登り切るのだが、第1スタートの選手はみんな速い。登り切って後ろを振り返ったら、残りが少なくなっていた(5)。
6.5q地点の急な下り手前の渋滞 |
18km付近の長いダウンヒル状態のコース |
コースはおおむねザラメ雪で、ワックスはまあまあ合っている感じだった。ただし、このような雪質のときは下りが削れてアイスバーンになっていて、両側にザラメの山ができていて非常に怖い。案の上6.5km付近の急な下りの前が渋滞していた。ここは、このような雪質のときは危険なので、一人ずつ下ろしているので、いつも渋滞になる所だ(6)。
7km付近で、後ろから第2スタートのトップグループ5人ほどが追い越して行く。その中に背中を叩いて「先に行きます」と声を掛ける人がいた。Kiさんだった。彼はいつもスタート時の混雑を避けて、申告タイムを遅くして、第2スタートに入る作戦を取っている。
最初の10kmまではアップダウンが多く、上りが年々辛くなっている。10km〜16kmはほぼフラットなコースが続く。上り坂では間が詰まるが、18km付近の長い下りはどんどん滑って行き、間が開いてくる(7)。
中間の25km地点のラップは2時間23分だった。過去3大会連続、なぜか2時間08分だった。かなり遅れていることを自覚。目標を4時間40分に設定し直す。しかし、後半になって、ペースが落ちてきて、例年より追い越される人数が多く感じる。
31.5km地点の白旗山競技場 |
37.5km地点の一番ゆっくりするエード |
2週間前のHBCラジオハウスの大会のコースへ入って行くと31.5km地点の白旗山競技場である(8)。
それを過ぎると楽しみは、いつも一番ゆっくり補給する37.5kmのエードである(9)。ここまでもほぼ10kmごとにエードはあるが、口にしたのはスポーツドリンクとミニシューだけだった。しかし、ここではスポどりのほかにおかゆとサンドイッチ2個を口にした。
エネルギー補給後37.5km地点からの上り |
42km過ぎの地獄の急坂・焼山への上り |
37.5kmのエードを過ぎたあたりから、雪が降ってきて、風も強くなる(10)。この後も、ずっと追い越されモードが続く。いよいよ42km地点の焼山への地獄の急な上り坂である。ここでも、つい休んでしまう
(11)。
この焼山の頂上からゴールまでの7kmは下りが続き、いつもは快適なラストランを楽しめるところだ。しかし、今回は、下りに入った途端に強烈なブリザードに見舞われる。羊ヶ丘の中はコースも判らなくなるほどだった。下りなのに歩くスキー程度のスピードしか出ない。ゴール前の直線300mがこれほど遠く感じたことはなかった。
大会要項と参加賞のバスタオルと9個目の完走メダル |
<過去の成績一覧>
2003年 3時間43分56秒(212位)
2004年 4時間19分31秒(304位)
2005年 3時間53秒18分(197位)
2006年 4時間12分49秒(228位)
2007年 都合でキャンセル
2008年 大腸癌手術のためキャンセル
2009年 4時間56分09秒(353位)
2010年 4時間12分14秒(321位)
2011年 怪我で不参加
2012年 4時間20分04秒(258位)
2013年 4時間14分17秒(318位)
2014年 (7km地点でリタイア)
2015年 5時間12分43秒(373位) |
途中、タイムを確認することもできずにへロヘロになってゴール。遅いとは思ったが、記録証をもらって愕然とする。これまでいくら条件が悪くても5時間は超えたことがないのに、5時間12分34秒という予想以上のワースト記録にちょっとショックを受ける。しかも、2年前は4時間14分だったので、ほぼ1時間も多く苦しんだことになる。順位もタイムも2009年のワースト記録を更新した。これまでは、完走者の1/2ほどの順位だったが、今回は、完走者の3/4ほどだった。
ブーツを新調して、モチベーションを高めて参加したのに・・・上りはザラメが深かったことや最後のブリザードなどの悪条件はあったが、昨年を挟んで、認めたくはないが、予想以上に加齢に伴う体力低下が進んでいたということだろう。
しかし、不思議に来年は25kmにエントリー替えをしようという気にはならなかった。2009年のこれまでのワースト記録後の3大会は4時間台前半へ持ち直しているので、来年は5時間切りを目標にリベンジしたい。
会場の札幌ドーム近くのスーパー銭湯はどこも駐車場から車が溢れていた。そこで、車中泊予定の恵庭道の駅近くの恵庭温泉ラフォーレまで走って、のんびり疲れを癒した。