天候 | 曇り・強風 |
気温
雪温 |
スタート時 −1℃
〃 不明 |
ワックス
(効果) |
base gallium HIBRID BASE
top gallium AXF30
(バッチリ) |
記録 |
○タイム 2時間43分37秒
<5kmごとのラップタイム>
5km 26分49秒
10km 27分20秒
15km 26分53秒
20km 26分16秒
25km 25分03秒
30km 30分12秒
<1kmの平均ラップ> 5分26秒
○55位/95名(50歳以上30km完走者) |
恵庭畜産共進会場を発着点として、自衛隊の大演習場が舞台のコースである。他の大きな大会は圧雪車でコース造りをするが、ここは地元の自衛隊の雪上車や機材やスノーモービル等で整備をする手作り感の強い大会である。コース上の運営スタッフやエードも自衛隊員がほとんどである。
昨年、7年ぶりにこの大会に参加したが、今年も引き続き参加。通算4回目である。 このコースは、アップダウンがほとんどなく、歳と共に辛くなっている急な登りもない分、休むことのできる下りもないが、滑走を楽しむことのできる好きなコースである。「60歳以上10km」や「15km」の種目もあるが、あそこまで行って、わずか1時間前後で終わるのはもったいない。そこで「50歳以上30km」にエントリー。
しかし、道東で強い低気圧が発達し、全道的に暴風雪予報である。これで、3週連続である。恵庭の道の駅で、強風に揺れる車の中で目を覚ました。青空も覗いているが、雪が付くと暴風雪になる。早めに発着点となる畜産共進会場へ向かう。到着したら吹きっさらしの平地である。暴風の中、ゼッケンと参加賞を受け取る。
気温は高いが、風が強いので、ベストの下に薄いウインドブレーカーを着こみ、ゴーグルを着けた。2台のスキーでアップを兼ねて試走し、ワックスの会い具合を確かめる。それほど違いはないが、後半の気温の上昇に合う方を選んだ。車で一休みして、10分前にスタート地点へ戻る。
6km付近で、「坂口さん!」と声を掛けて追い越して行く人がいる。
地元恵庭の旅人さんだった。後を追いたくても、狭くて追い越すことができないまま、どんどん間が開いていき、追いかけるのを諦める。
エードは5kmごとにあり、どこもスポドリとパンとバナナとアメ玉があった。10kmのエードで初めてスポドリを飲む。前を見ると下って、その先は緩やかな登りとなっている。このあたりも間がそれほど開いていない1列縦隊の滑走が続いている。ときおり、林を抜けたところで突風や地吹雪に悩まされたが、あまり追い越されることのない、自分なりの心地よい滑走を楽しむことができた。
徐々に前後は開いていくが、「ゴールまであと7km」の表示から1kmごとに減って行く距離表示に励まされる。25kmまでは、5kmごとのラップが26分前後で推移し、昨年よりトータルで5分ほど速いペースだった。あまり疲れを感じることがなく、ここまでは、自分としては目標である「滑りを楽しむ」快走のレース運びだった。
ところが、ゴールが近くなった吹きっさらし地形の5kmは地獄だった。推進しても戻されるような強烈な向かい風とストックが横に流されてきちんと突けない横風に見舞われた。おまけに、15kmの人たちも滑った後なので、濡れ雪が踏み固められて、ツルツルになっていてエッジが横に流れて乗り込んでいけない。一気に疲れが出て、へロヘロ状態でゴール。最後の5kmのラップは30分を超えていた。
結局、5分の貯金も使い果たし、昨年より12秒遅い2時間43分37秒だった。まあ、25kmまでの快走の分、昨年よりは満足できるレースだった。
順位は数日後にネット上で判明するが、条件が悪かった分、みんなタイムが落ちていると思うので、昨年よりは良いのではないかと思っているが、果たしてどうか?
ゴールして、完走証と参加賞をもらった。いつも感謝するのは、このような悪天候の中、運営に携わるスタッフである。出場する方は好きでやっているので、覚悟の上の参加である。自分たちも大変なのに、途中のエードやゴール地点で「ご苦労さまでした。大変だったでしょう」と声を掛けてくれるのがうれしい。 強風で歩くのも大変である。豚汁も食べないで車の中に飛び込んだ。
明日以降の登山の用意もして行ったが、明日も天候が回復しそうもない。無料入浴券の恵庭温泉にも入らないで帰路に就いた。途中の大滝の無料温泉の「ふるさとの湯」に入って、夕食時間までに帰宅した。