天 候 | 曇り |
気 温
雪 温 |
スタート時 −6℃
〃 不明 |
ワックス
(効果) |
base gallium ハイブリットベース
top gallium AXF10+AXF20
(まあまあ) |
記 録 |
4時間20分04秒
1km換算ラップ 5分12秒
25km中間ラップ 2時間08分 |
順 位 | 258位/508名(男子完走者) |
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第32回を数えるこの「札幌国際スキーマラソン大会」は、50km,25km,10km,5km,3kmの種目があり、合計2088人がエントリーしている大きな大会だ。
どの種目も札幌ドームが発着点である。その中で、自分の参加した50kmには、外国人44名を含む男女約620名人がエントリー。しかし、参加者は年々減少気味のようだ。50kmの男子はついに600名を切ってしまった。
この大会に最初に参加したのは、03年の第24回大会である。07年と08年と10年は不参加で、今年で7回目である。これより距離の長い「湧別原野85km」や「十勝大平原65km」にも出場しているが、アップダウンが激しく、この大会が一番ハードなレースである。
今年は、怪我で棒に振った昨シーズンを取り返すべく、例年より練習を多くして、満を持して臨んだ大会であったが、現実はそれほど甘くはなかった・・・・。自分レベルでは、目標など設定せずに、楽しむことを主眼にすべきなのだが、一応、過去の栄光?(なんかないが)にとらわれずに、現実的な目標タイムを4時間15分、順位は、完走者の半分以内と、やや低めに設定したのだが・・・。
結果、タイムは無惨にも4時間20分04秒、これまでのワースト2である。25kmの中間ラップは同じだった2年前に比べて、8分ほども遅いタイムだった。後半、息切れしたということなのだろう。ちょっと残念!順位は明日にでもネット上に掲載されるが、完走者の半分以内は無理のような気がする・・・?
○スタート前
前日の午後にタイミング良く札幌でのスキー関係の会議が入り、旅費も出るし、妻も同行したいと言うので、車中泊は止めて、ホテル泊にして臨んだ。
受付を終えた後、アップを兼ねて、予備の台を履いて、スタート地点へスキーを置きに行く。自分は、ゼッケン350以降のウェーブスタート9:00の第2部であった。その最前列にスキーを置いて戻り、一休みしてウインドーブレーカーを脱いで、再びスタート地点へ。途中で3週連続顔を合わせている
札幌のSeさんから声を掛けられる。
まずは、最近お互いのブログでお付き合いをさせて頂いているゼッケン59番の
網走の「ちから!」さんを探す。彼は、例年20位台前半の素晴らしい成績を収めているトップアスリートである。挨拶して、記念写真を撮る。「一番腿の太いのが多分自分です」とブログのコメントに書いてあったが、確かに私の倍はあろうかという太さであったが、予想していた通りの明るい好青年(私から見るとまだ青年)であった。
その後、3週連続顔を合わせている
札幌のtony79さんにも声を掛けられ、一緒に写真に収まった。スタート地点ですぐ後ろに、本来ならば、第1スタートの実力の持ち主の札幌のKiさんがいた。「第2スタートの方が混雑しないで滑りやすいと聞いたので・・・」とのことだった。同じように考える人は多いようだ。
8:50 ウェブスタート1部がスタート |
○想いと現実の狭間で揺れ動きながらのレース展開
ほとんど風もなく、曇り空ではあるが、雪質も良く、快走が期待できそうな予感でスタートを待つ。
8:50第1スタート後、9:00にスタート。2日前に、ニッセンスポーツに電話し、ワックス情報を教えてもらったお陰でワックスも合っているようだ。
スタート後2kmの坂を登り切った地点で後続を撮る・・・先頭は札幌のKoさん |
スタート後、10番目くらいの位置で、コースへと入っていく。この時点では、トップランナーの気分だ。
2kmの長い坂が続くが、まったく混雑することなく、自分のペースで20番くらいで登り切りことができた。
ここで、最初の撮影タイム・・・後続を写そうとカメラを構えていると「坂口さん、Koです」との声が掛かる・・・たまたま彼が写真のトップに写っていた。この間に20人くらいが追い越していく・・・・気にしない、気にしない!
37km地点のエード |
3.5km付近までは上りが続くが、ワックスも合っているようで気持ちよい滑走が続く。しかし、自分では滑っているつもりなのだが、追い越していく人も多い。どうもいつもよりは辛い感じがあり、年齢のせい?と考えてしまう。その後、下りや小さなアップダウンはあるものの10kmから16km付近までは概ねフラットなコースが続く。ここを過ぎた辺りから、なぜか、あまり辛さを感じないペースで滑れるようになってきた。体が馴れてきたのかな〜?
その後26km付近までの10km間が大きなアップダウンが続く。いつもは上りの途中で休みたくなるが、下りで回復できるのを楽しみに一歩一歩我慢の上りを続ける。ただ、下りはあっという間に滑り終えるので、上りばかりが長く感じて印象に残る。
ゴール前2km付近・・・札幌ドームの銀屋根を目指して |
中間地点の25kmのラップが、2時間08分。これは、一昨年の4時間12分でゴールしたときと同じだった。この辺りから、白旗山競技場までは概ね下りが多いので、元気が回復できる好きなところである。この辺りから、第1スタートの遅い人たちを追い越すようになる。前後は同じメンバーで追い越したり追い越されたりを繰り返すようになる。
エードは、全体で8ヶ所あり、スポーツドリンク、お粥、ミニシュークリーム、サンドイッチ、パン、みかん、バナナなどが用意され、充実している。一つとばしくらいのペースで、休憩も兼ねながら温かいスポーツドリンク以外にはサンドイッチだけを2回ほど口にした。
競技場から37km付近までは、徐々に高度を上げていくので結構利いてくる我慢のしどころである。37km地点のエードは、いつもゆっくりし、いろいろな物を口にするが、今回はドリンクとサンドイッチ、そして、初めて持参したSAVASのゼリーを口にする。
ゴール後、無事完走記念の1枚 |
41km付近からのこのコース最難関・最高点焼山への魔の登りは、ここまで余りダメージがなかったせいもあり、ダイアゴナル登行でなんとか登ることができた。この頂点に立てば、もう終わったようなものだ・・・ゴールまでの7km、標高差190mの下りが続く。気温は上がっているはずだが、滑りは非常に良い。
次々とゴールしてくる選手と迎える大会関係者 |
最後の3kmの地点まで来ると、ゴールの札幌ドームの銀屋根が目に入ってくる。最初に参加した03年には、「ここまで来れた!」と涙が滲んだが、いつも感激を覚える。
携帯を取りだして、ゴールで待つ妻に電話を入れる。この間にも、ずっと相前後してきたメンバーが追い抜いていくが、気にしないで最後の気持ちよい滑走を楽しむ。ゴールまでの直線で、左足の内腿が攣りそうになった。しかし、ゴール後のダメージもそれほどきつくなく、長い登りでは苦しんだが、総じて気持ちよい滑走を楽しんだという満足感が強かった。
ゴールで、完走メダルを首に掛けてもらう。ゴールのエードで温かいスポドリやパンを口にし、ブタ汁を食べる。ドームの中で完走賞と記録賞をもらう。バスタオルがメインで、あとは協賛団体からのスポーツ飲料や白い恋人が入っていた。
大会要項や完走メダル、完走後渡された袋に入っていた参加賞等 |
<過去の成績一覧>
2003年 3時間43分56秒(212位)
2004年 4時間19分31秒(304位)
2005年 3時間53秒18分(197位)
2006年 4時間12分49秒(228位)
2007年 都合でキャンセル
2008年 大腸癌手術のためキャンセル
2009年 4時間56分09秒(353位)
2010年 4時間12分14秒(321位)
2011年 怪我で不参加
2012年 4時間20分04秒(258位) |
翌々日、ネット上で順位が分かった。258位と6年ぶりに200番台に戻った感じだが、エントリーと完走者が少なくなり、目標とした男子完走者(503名)の半分以内には、少しの差で届かなかった・・・残念!
過去の自分のタイムと順位を右に掲載したが、過去4時間を切ったのが2回あるが、いずれも200位前後であった。しかし、その後、2009年以降は、2度の大腸癌での切腹や加齢から来る衰えが如実なのが現実である。
小金湯温泉まつの湯で疲れを抜き、着替えをして帰路に就く。幸い道路状況が良かったので、疲れた体にはそれほど堪えなかった。途中、長万部で夕食を摂り、20:00過ぎには無事帰宅。
立て続けに缶ビールを2本空けて、妻に全身マッサージをしてもらって、バタンキュー!