第20回おおたき国際スキーマラソン
15km参戦記  2010.2.07

天 候曇り
気 温
雪 温
スタート時 −4℃
       −6℃
ワックス


(効果)
base gallium ハイブリット
top  gallium AXF20+30
finish gallium FCGパウダー
(まあまあ)
記 録 1時間13分55秒
1km換算ラップ4分54秒 
7km地点ラップ 36分04秒
順 位 60歳以上の部
16位/完走者99名
一昨年は、この大会4日後の検査で大腸癌が見つかり、結果的に貧血状態や体調不良で散々な成績だった。そして、満を持して臨んだ昨年は、ストート直後にポールを折るというハプニングに見舞われ、レースをキャンセル・・・今年は、3年ぶりのリベンジを期しての参加となった。
 
 例年の如く、XC-KID'Sのメンバーを中心に、バスを仕立てて18名が参加した。

 現地へ到着したが、予想より気温が低く、風も強い。天気がよいとすっくと天を突く鋭峰の徳舜瞥岳の姿は見えない。

 2台の板のAXF20+30のワックスの方を選ぶが、AXF30を混ぜたのが余計な感じだった。しかし、最後まで滑りも良く、まあ満足ではあった。

 板の選択に時間が掛からなかったので、前の方に位置取りをすることができた。少しでも前の方が、スタート直後の混雑が少なく、昨年のようなアクシデントも少ない。

 30kmがスタートして5分後に15kmのスタート。心配だったワックスは良く合っている感じで、長流川沿いのコースを気持ちよく滑走。上りに備えての余力を残して3km手前からの上り坂に掛かる。ここからは、1.3kmで100mの標高差で、このコースの最大の難所である。忍の一字で、一歩一歩我慢の滑りを続ける。癌に冒されていた一昨年はこの上りで3度も立ち止まったが、今回は一度も立ち止まることなく上り切ることができた。この上りでは、若いグループの人には抜かされていくが、60歳代の人には抜かされることなかった。

 この後も、広い畑が広がっている高台に続く緩やかなが続く。前の方に、同じXC-KID'Sの東川町から参加のYoさんの姿が見える。離されないように、できれば追いつけるようにとその姿を追う。ただし、風が非常に強く、追い風の時はいいが、向かい風のときは大変である。

 エードのある7km地点を36分台で通過。どうやら、この調子なら久しぶりに1時間10分を切れるかも知れないという希望も見えてくる。しかし、その後は、板は良く滑るが、強い向かい風と吹き溜まりが災いする。8km付近で60歳代の人に抜かれ、その後を追うが、実力的に差があるようで着いていくのは無理のようである。そのすぐ後にやはり60歳代の人に抜かれたが、すぐに抜き返すことができた。9km地点からは直前を行くYoさんを追う。彼のペースが落ちてきたようで、差が少しずつ詰まって行くのが励みとなる。10km手前でようやく抜き去ることができ、10.5kmからの下りに突入。ここまで来れば、レースは終わったようなものである。あとは気持ちよい滑降を楽しむ。

 この下りからゴールまでは、いつも抜くことはあっても抜かれることはない。いつも転倒者が出るヘアピンカーブの手前付近はコースが変更になっていて、少し長くなっていた。

 それほどのダメージもなく、気持ちよくゴールのグランドへと入って行く。ゴール手前の走者を見ると同じXC-KID'SのIさんで、私に続いてゴールしたのはYoさんであった。3人続いて同じくラブのメンバーがゴールするという珍事。

 タイムは、いつもは7km地点のラップより後半の方が2分ほど短いので、1時間10分は切れると思っていたが、1時間13分55秒であった。多分、上の方の強風が災いしたのと、多少コースが長くなっていたことによるのであろう。順位はだいたい予想通りの16位だった。

 60歳になったときの4位入賞の後、61歳で7位、62歳で12位と順調に?落ちてきたが、大腸癌発見4日前の63歳は33位と散々だった。それだけに、今回は、なんとか20位以内には戻りたかったので、まあ満足な結果である。60歳以上の部は、下からすこしずつ速い人が上がってくるので、順位は落ちていくのは仕方ないところもあるが、なんとか現状くらいで維持したいものである。

 例年は、上の方でワックスが合わず滑りの悪いことを感じることが多かったが、今回は終始良く滑った感じで楽しい滑走であった。それにしても、3km手前からの上りからは、60歳以上の部の人に抜かれたのは一人だけで、誰も抜いていないので、その3km地点まででおおよそ順位が決まっているということか・・・・?

 ゴール後、RCチップを返して、参加賞のきのこをもらう。割と当選確率の高い抽選会はハズレ。その後、長い列の後に並んでキノコ汁を食べて、他の人たちのゴールを待つ。特に、同じバスで30kmに参加した60歳になったばかりで入賞の可能性の高いNaさんは、みごと3位という素晴らしい成績でゴール。道内のマラソン界でも有名な方で、60歳代のクロカン界にまた新しい怪物が生まれた感じである。
 

 あとは、名水亭で汗を流し、このバスツアー最大の楽しみである宴会バスと化して帰路に就く。
 
 私は、この後、来週の「札幌国際スキーマラソン(50km)」、再来週は美瑛の「宮様国際スキーマラソン(38km)」、1週置いて国内最長の「十勝大平原クロカンスキー大会(65km)と続く・・・。

 いずれにしても、順位や記録は気にしないで、大いに長距離滑走を楽しみたいものである。



 

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