滑り納め〜イワオヌプリ&ニセコアンヌプリ
五色温泉ルート  山スキー  単独 10,5,18
(山スキー) 99,5,03のアンヌプリスキー場から   02,4,28の「アンヌプリ北壁」
(夏山) 93、10,10の「イワオヌプリ〜アンヌプリ」 96,10,10のアンヌプリ鏡沼新コース
03,7,27の「イワオヌプリ」  07,7,11の「アンヌプリ」  

          例年より遅い雪解けのお陰で、諦めていた例年よりかなり遅い滑り納めを楽しむ

4:30 函館発
7:30 五色温泉先の除雪終点
○イワオヌプリ南斜面
登山
地  点
下山
 7:40
 8:00
 8:20
 8:25
 8:35
除雪終点
894台地
1060ピーク
(スキーデポ)
頂 上
9:20
9:10
9:05
8:55
8:45
[0:55]
所要時間
[0:35]
○ニセコアンヌプリ北西斜面
登山
地  点
下山
 9:35
10:25
除雪終点
1140地点
10:50
10:40
[0:50]
所要時間
[0:10]
11:00 五色温泉 (入浴)
16:30 帰宅

例年は、GWが山スキーの滑り納めとなっているが、今年は前半は本州遠征、帰ってきてからは都合と天候が合わずほとんど諦めていた。
 
 しかし、今年は雪解けが遅く、先週末情報で、日帰り可能なニセコがまだ十分雪があるとのこと・・・早速、4:30に家を出て、五色温泉の先のコルからスキーで取り付けるイワオヌプリとアンヌプリへ出掛けた。

 蘭越側は五色温泉のすぐ先で除雪はストップされていたが、上から見たら、倶知安側からも除雪がされていて、その間200mほどが除雪されずに通行止めになっていた。この間が繋がっていると、雪がビッシリと付いている以前滑り降りたことのあるアンヌプリ北壁へ取り付くことができるのだが残念・・・・そこを起点として、イワオヌプリとアンヌプリの北西斜面を滑ることにする。

○まずは、イワオヌプリへ
 この山をスキーで登るのは初めてである。除雪終点の夏の駐車場となっている地点から、まずは894台地を目指す(1)

 894台地へ登ると、シュプールの残る1060ピークの斜面と右に頂上が見える(2)。

 1060ピークの斜面をジグを切って登っていく。しかし、徐々に斜度がきつくなって、ジグを切るのも怖くなり、シートラで左側の岩混じりの薮をよじ登る。ピーク直下の雪面の最上部にスキーをデポする。45度ほどの急斜面である。しかし、その南に見えるニセコアンヌプリの姿が美しい(3)

 雪のない夏道を辿って頂上を目指す。考えてみたら、この山へ登るのは7年振りで、今の妻が一緒になる前年東京から遊びにきたときに「どこか簡単に登れる山に連れて行ってほしい」と頼まれて登って以来である。
 まずは、アンヌプリをバックに記念撮影(セルフタイマー)(4)。反対側には、ニトヌプリ〜チセヌプリ、一番奥に雷電山と岩内岳の連なりが見える(5)。南側には眼下の五色温泉とその向こうに昆布岳(6) 

 スキーデポ地点まで戻って、いよいよ滑降開始。先が見えないほどの急斜面で(7)最初のターンはちょっとビビッたが、ほどよい堅さのザラメ雪で、気持ちよくターンを刻むことができた。

 894台地の手前まで1〜2分で滑り降りて、その斜面を振り返る(8)さらに、道路まで滑り降りて、前段のイワオヌプリの滑降は終了。

 

○次に、アンヌプリ北西斜面へ
 車のところで少し休んで、イワオの向かいのアンヌプリへ向かう。雪面は上を横切っている登山道までなので、そこを目指してスタート(9)

 滑って面白いのは、左側の尾根の陰にある北壁と呼ばれている雪付きも良い北斜面なのだが、こちらから見える雪面との間には薮が遮っている。そちらへ行くには裾をかなり回り込まなければならないので、直接登れるこの北西斜面で我慢することに・・・。

 大きくジグを切って徐々に高度を上げていく。標高1140m付近で登山道とぶつかる。その先には雪面がない。頂上を目指すにはまだ先が結構あるので止めて、ここで戻ることにしてしばし休憩・・・。

 眼下の一部除雪されていないために切れている道路を挟んで、先ほど登ったイワオヌプリとその奧に連なる山々が見える(10)

 いよいよ眼下の車をデポしてある除雪終点を目指して今シーズン最後となる滑りをスタート(11)
 
 途中で、自分の刻んだシュプールを撮ったつもりだが、良く写っていなかった(12)

 上の急斜面は、ほどよいザラメで気持ちよく滑ることができたが、下の緩斜面に出ると、滑ったり滑らなかったりで結構足に来る。

 1時間近く登って、下りはわずか10分弱でゴール。

両方滑り降りてもまだ11:00。スキー場下からビッシリと雪が付いているチセヌプリへ向かうことも考えたが、ここの五色温泉に入りたかったことと、滑り納めとしてはまあまあ満足だったので、そのまま温泉へ。

 ここニセコ五色温泉は、硫黄泉で、いかにも山中のいで湯といった感じの大好きな温泉の一つである(13,14)。昔はワイルドな混浴の露天風呂が名物で、秘湯という雰囲気そのものだった。1998年に改装した本館はすべてカラ松材を使用している。

 最近では、3年前に本州から来た「エベレスト街道トレッキング」同窓会メンバーを羊蹄山とアンヌプリへ案内したときに、ここに泊まっている。

 1時間以上ものんびりして、帰路に就く。帰宅してもまだ16:30だった。

(山スキー) 99,5,03のアンヌプリスキー場からの「北斜面」  02,4,28の「アンヌプリ北壁」
(夏山) 93、10,10の「イワオヌプリ〜アンヌプリ」  96,10,10のアンヌプリ鏡沼新コース
03,7,27の「イワオヌプリ」へ  07,7,11の「アンヌプリ」へ  


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