三本杭(さんぼんぐい)(1226m) <愛媛県> (日本三百名山)  09,5,25  
●(登り)檜尾根コース
  〜(下り)白崖コース〜床滑渓谷
 <単独>
登山
地点
下山
6:05
6:30
7:15
8:10
万年橋
10:15
 9:50
 9:20
 8:25
御祝山
林道
雪輪の滝
白崖分岐
頂 上
[2:05]
所要時間
[1:50]
篠山登山口へ

樹林帯を抜けるとたおやかな頂上が姿を現す

一等三角点の頂上

・四国の最初の山は、愛媛県南西部の三本杭。南予の名勝・滑床渓谷をU字形に取り巻く鬼ヶ城連峰の一等三角点の山。

・床滑渓谷の万年橋をスタートし、御祝山経由の檜尾根を登り、マニアックな白崖コースを下り、滑床渓谷を歩き、変化に富んだ周回を楽しんだ。御祝山までは急登が続く。さすが、南の国の山らしく、灌木はほとんど常緑樹である。山頂手前まで展望はないので、豊かな原生林ならではの林相の垂直変化を楽しみながら登る。頂上近くになって樹林帯から抜けて、ようやく頂上との対面。満開のミツバツツジが山肌を彩っていた。

・山頂一帯は、笹原だったはずだが、シカの食害で見るも無惨な裸地になり、土砂まで流されていた。鹿柵で囲い、植生の回生対策をしているが、元通りに復活するのはいつの日か?下りの登山道すら判らないほどで、何度かウロウロする。

・下りの白崖コースは、物凄い急な痩せ尾根でマイナールートのようだった。滑床渓谷に下り立ったら、その分岐に「悪路・熟練者向き」との標識が立っていた。最後の1時間ほどは床滑渓谷美を楽しみながら遊歩道を下って、万年橋登山口へ戻った。

アリドオシ

林床に一切下草の生えていない自然林を行く

鹿の食害で笹原がすっかり消えた山頂一帯

頂上から、この次に登る篠山を望む

マイナールートの白崖コースの岩場

まさに名前通りの床滑渓谷

樋状に刻み込まれた流れ

深い釜

床滑渓谷の顔・雪輪の滝


篠山(ささやま)(1065m) <愛媛県/高知県> (日本三百名山)  09,5,25  
●表参道コース(ピストン)
 <単独>
登山
地点
下山
12:35
13:00
8合目登山口
頂 上
13:25
13:05
[0:35]
所要時間
[0:20]
瓶ヶ森登山口へ

先に登った三本杭頂上から眺めた篠山

国境標識の立つ頂上

・篠山は、南予の山岳信仰のメッカの山で、藩政期には伊予と土佐に跨って広く信者を集めたという。信仰の山らしく、手つかずの自然がよく保たれている。

・登山口が8合目にあり、頂上まで1kmの表参道をピストンした。昔は参拝者が多く歩いたであろう石段がずっと続いている。この山も落葉樹がほとんどなく、常緑樹に覆われている。最後は100段ほどの石の階段を登り詰めると、蓮華の座と言われる山頂で、最近建て替えられた篠山神社が鎮座している。すぐ背後に「伊豫国国境」と刻まれた国教標柱の立つ頂上がある。その奧の下に東側一帯の展望が広がる場所があった。先に登った三本杭も見えた。

・次の移動距離が長いので、空身で、急いで往復し、瓶ヶ森登山口を目指す。

駐車場や案内板などの施設が整う8合目登山口

歴史を感じる石段を登っていく

昔は四国霊場の番外札所だった観世音寺跡

山頂に鎮座する篠山神社

名称不明のスミレの仲間

東奧の展望台から先に登った三本杭(奧)を望む

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