三本杭(さんぼんぐい)(1226m) <愛媛県> (日本三百名山) 09,5,25 |
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樹林帯を抜けるとたおやかな頂上が姿を現す |
一等三角点の頂上 |
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・四国の最初の山は、愛媛県南西部の三本杭。南予の名勝・滑床渓谷をU字形に取り巻く鬼ヶ城連峰の一等三角点の山。 ・床滑渓谷の万年橋をスタートし、御祝山経由の檜尾根を登り、マニアックな白崖コースを下り、滑床渓谷を歩き、変化に富んだ周回を楽しんだ。御祝山までは急登が続く。さすが、南の国の山らしく、灌木はほとんど常緑樹である。山頂手前まで展望はないので、豊かな原生林ならではの林相の垂直変化を楽しみながら登る。頂上近くになって樹林帯から抜けて、ようやく頂上との対面。満開のミツバツツジが山肌を彩っていた。 ・山頂一帯は、笹原だったはずだが、シカの食害で見るも無惨な裸地になり、土砂まで流されていた。鹿柵で囲い、植生の回生対策をしているが、元通りに復活するのはいつの日か?下りの登山道すら判らないほどで、何度かウロウロする。 ・下りの白崖コースは、物凄い急な痩せ尾根でマイナールートのようだった。滑床渓谷に下り立ったら、その分岐に「悪路・熟練者向き」との標識が立っていた。最後の1時間ほどは床滑渓谷美を楽しみながら遊歩道を下って、万年橋登山口へ戻った。 |
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アリドオシ |
林床に一切下草の生えていない自然林を行く |
鹿の食害で笹原がすっかり消えた山頂一帯 |
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頂上から、この次に登る篠山を望む |
マイナールートの白崖コースの岩場 |
まさに名前通りの床滑渓谷 |
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樋状に刻み込まれた流れ |
深い釜 |
床滑渓谷の顔・雪輪の滝 |
篠山(ささやま)(1065m) <愛媛県/高知県> (日本三百名山) 09,5,25 |
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先に登った三本杭頂上から眺めた篠山 |
国境標識の立つ頂上 |
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・篠山は、南予の山岳信仰のメッカの山で、藩政期には伊予と土佐に跨って広く信者を集めたという。信仰の山らしく、手つかずの自然がよく保たれている。 ・登山口が8合目にあり、頂上まで1kmの表参道をピストンした。昔は参拝者が多く歩いたであろう石段がずっと続いている。この山も落葉樹がほとんどなく、常緑樹に覆われている。最後は100段ほどの石の階段を登り詰めると、蓮華の座と言われる山頂で、最近建て替えられた篠山神社が鎮座している。すぐ背後に「伊豫国国境」と刻まれた国教標柱の立つ頂上がある。その奧の下に東側一帯の展望が広がる場所があった。先に登った三本杭も見えた。 ・次の移動距離が長いので、空身で、急いで往復し、瓶ヶ森登山口を目指す。 |
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駐車場や案内板などの施設が整う8合目登山口 |
歴史を感じる石段を登っていく |
昔は四国霊場の番外札所だった観世音寺跡 |
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山頂に鎮座する篠山神社 |
名称不明のスミレの仲間 |
東奧の展望台から先に登った三本杭(奧)を望む |