鶴見岳(つるみだけ)(1375m) <大分県> (日本三百名山)  09,5,24  
●御嶽権現コース(ピストン)
 <単独>
登山
地点
下山
5:30
5:40
6:00
6:30
6:45
駐車場
権現神社
南平台分岐
ロープウェイ分岐
頂 上
7:45
7:35
7:20
7:05
6:55
[1:15]
所要時間
[0:50]
由布岳登山口へ

由布岳登山口付近から望む鶴見岳

アンテナ群が建つ頂上と由布岳

・4年前、12月中旬にもかかわらず、九州なのに3日間も吹雪かれて停滞し帰路に就いた懐かしの道の駅「湯布院」から、4年越しの由布岳と鶴見岳へ。ところが、夜半に雨を降らせた雲がまだ由布岳の山体を覆っている。晴れることは間違いないのだが、上空が晴れて頂上が見えている鶴見岳を先にする。

・今でも噴煙を上げる鶴見岳は、世界一の湧出量を誇る別府温泉の産みの親となる山で、ロープウェイもあり、別府市民の誇りでもあり、別府のシンボルでもある。

・5:30、御嶽権現社コースの駐車場からピストン。登山道は一定の斜度で大きなジグを切って付けられ、一定のペースで歩けるのがうれしい。「一気登山道」の名のもとに細かな距離標識が整備されている。これは、毎年4月に開催される海抜0mからの「一気登山」のコース表示らしい。

・1200m付近から満開のミヤマキリシマが姿を現す。頂上付近には大群落があり、その向こうにスッキリとした由布岳が見える。この眺めと眼下の別府市街地、さらに九重連山の眺望だけで大満足。ただし、頂上一帯はアンテナ群が建ち並び、七福神巡りの道路が整備されて公園のようになっているのがやや難。下山後、わずか10分で由布岳登山口へ。

御嶽権現神社の境内の横から登山道へ

この山のシンボルの花・ミヤマキリシマのアップ

頂上直下のミヤマキリシマの大群落から由布岳を望む

朝日に輝く別府市街地を見下ろす

4年前に登り歩いた九重連山をズーム

御嶽権現奥の院


由布岳(ゆふだけ)(1583m) <大分県> (日本二百名山)  09,5,24  
 
●由布登山口コース
     〜お鉢巡り(時計回り)
 <単独>
登山
地点
下山
8:00
8:30
9:20
---
9:50
登山口
合野越
マタエ
東峰
頂上(西峰)
11:55
11:25
10:40
10:30
 9:50
[1:50]
所要時間
[2:05]
別府温泉・かんぽの湯(入浴)
九四フェリーにて四国へ
道の駅「三間」(泊)

由布岳登山口から見上げる由布岳

頂上の西峰にて

・この由布岳は、湯布院盆地から一気に屹立する双耳峰を持つトロイデ型の火山。その山容は見る者を圧倒する。豊後富士とも呼ばれ、万葉集にも4首の歌が詠まれているという名峰である。

・日曜日ということもあり、南麓の由布岳(正面)登山口の車はすでに50台を越えていた。ぎりぎり無料駐車場へ。その後は有料駐車場となる。下山したら、そちらにも50台ほどが停まっていた。8:00にスタートし、西峰と東峰のコルのマタエから時計回りに西峰〜東峰とお鉢巡りをして、同じところへ下った。山容は物凄い急なのだが、登山道は緩い一定の斜度で大きなジグを切って登って行く。下からも山肌にそのジグの道がはっきりと見える。一定のペースで登り、急いだわけでもないのに、30人ほどを追い越したようだ。

・林の中の部分は少なく、眼下の湯布院盆地や九重連山をずっと眺めながらの登りが心地よい。やはり1200mを越えるとミヤマキリシマが現れる。この山の核心部は、頂上(西峰)手前の垂直に切り立つ障子戸の岩場であった。ペンキのコース指定と鎖に助けられながらの岩登りを怖々なからも楽しんで頂上へ。ここは下る方が大変だろう。お鉢巡りは時計回りが正解だ。

・深い火口底を眼下に見下ろしながらのお鉢巡りは、高度感のある岩場の登り下りもあるが、慎重に通過すれば問題はなかった。東峰経由でもとのコースを下ったが、次々と登ってくる人数も凄い。西峰と東峰は同じ高さらしいが、西峰に一等三角点が設置されているので、頂上となっているようだ。

・午前中に鶴見岳と由布岳の2山をゲットし、別府温泉へ下る。立派な建物のかんぽの宿を見つける。恐る恐る日帰り入浴料金を聞く。300円・・・思わず聞き直す安さに大喜び。のんびり入浴し、大分市佐賀関港の国道九四フェリーターミナルへ向かう。途中で大分名物のとり天定食、ターミナル手前の道の駅限定のクロメたこ焼きを食す。これでKu嬢お勧めの名物を完食して、16:00発超満員のフェリーに乗る。17:10に愛媛県佐多岬の三崎港に着いた後、明日の三本杭近くの道の駅「三間」で夜を明かす。

ミヤマキリシマが咲く急斜面から見下ろす湯布院盆地

東峰から眺める頂上(西峰)へのルート
〜垂直に切り立つ障子岩下で渋滞が起きている。

障子岩の核心部・・・ここは下る方が怖そう

頂上の様子

高度感のある岩稜が続くお鉢巡り〜ピークは東峰

初めて目にした名前不明の花

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