高見山(たかみやま)(1248m) <奈良県/三重県> (日本三百名山) 09,6,4 |
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夜明け前の端正な高見山 |
頂上に祀られている高角神社 |
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・長期予報では、今日は雨絡みだったが、時折陽射しのある薄曇りの登山日和だった。予定の高見山と、予備に考えてはいたが、神戸のAさんから「今後の遠征計画のことを考えると、位置的な関係から、今回無理してでも登っておいた方がいいですよ。」と助言されていた三峰山と倶留尊山も登ることができた。 ・昨夜は、せっかく眠っていたのに、パトロール中の警察に起こされて、免許の提出まで求められ職務質問までされた。その後、ずっと眠れなかった。私務睡眠妨害で訴えたいくらいだ。道の駅で寝ていて、初めての経験だ。 ・この高見山は、三重県と奈良県の県境を形成する台高山脈の中で、鋭くも端正な山容で非常に目立つ山だ。冬には霧氷ツアーで人気の山らしい。相撲の高見山との関係は不明。江戸時代から伊勢参りに多くの人が越えたという高見峠を5:05にスタートして、ピストンした。峠の東側が旧和歌山街道で西側が旧伊勢南街道である。 ・山容から予想はしていたが、急斜面のつづら折りの道が続く。頂上には、高角神社が祀られ、360度のパノラマが広がる。これまでに登った大峰を初め、台高、吉野の山々が、谷間に朝霞を挟みながらの重畳たる墨絵のような様が素晴らしい。 |
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高見峠の登山口 |
峠の直ぐ上に立つ大乗蓮経の石書を収蔵する最勝塔 |
途中からこの後登る三峰山を望む |
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頂上から大峰山脈を望む |
東側の谷合に続く国道166号線 |
倶留尊山方面?の展望 |
三峰山(みうねやま)(1235m) < 奈良県/三重県> (日本三百名山) 09,6,4 |
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朝の内に登った高見山から望む三峰山 |
展望は北側だけの頂上 |
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・この山も三重県と奈良県の県境をなす台高山脈のピークで、高見山とは対照的に穏やかな山稜の起伏のように見える山だ。ここも霧氷の人気の山だそうだ。 ・7:30、三重県側の飯高北奥林道から八丁平へダイレクトに突き上げる福本登山口から登り、緩やかなゆりわれコースを下り、林道を繋いで周回した。登りのコースは、急な人工林の尾根をひたすら細かくジグを切って登る単調なコースだったが、下りのコースは、最近整備されたらしく、自然林の中の緩やかなコースだった。最近はこちらの方が良く利用されているようだ。 ・頂上からの展望はこの後に登った倶留尊山を中心とする室生火山群などの北側だけだった。むしろ、直ぐ手前の草原状の八丁平の方が快適だった。 |
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月出地区の国指定天然記念物・中央構造線の露頭 |
立派な飯高北奧林道沿いから登る福本登山口 |
高原状の快適な八丁平から直ぐ先の頂上を望む |
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頂上から眺める倶留尊山(中央)を中心とする宝生火山群 |
朝の内に登った端正な高見山 |
明るく緩やかなゆりわれコース |
倶留尊山(くろそやま)〈1038m〉 <奈良県/三重県> (日本三百名山) 09,6,4 |
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手前ピークの二本ボソから望む頂上 |
入山料の割には貧相な標識と殺風景な頂上 |
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・やはり三重県と奈良県の県境に位置する室生火山群を代表する山である。稜線の南側に広がる曽爾高原が印象的だ。小学生の遠足でにぎわっていた。 ・当初は国立少年自然の家からスタートしようと思っていたが、手前の曽爾高原駐車場に入ってしまった。駐車料を取られたが、面倒だったので、そこから11:35スタート。亀山峠経由のコースをピストンした。今回の山旅で最も高い山だった・・・標高ではなく、駐車料金600円と入山料500円を徴収されたこと。駐車料金1000円の山は2回あったが、入山料は初体験だった。山頂部分は個人の所有地らしい。手前ピークのニ本ボソの徴収小屋におばあちゃんと話し相手の女性の二人が居た。でも、この日に登ったのは自分一人ではないだろうか?二本ボソから一度下って、急な登り返しがきつかった。 ・これで、今回の山旅の計画は1日残してすべて完了。麓の温泉に入ったら、どっと疲れが出た。明日は真夜中までに敦賀に着けば良い。途中、観光しながらのんびりドライブを楽しむつもりで、近くの道の駅「宇陀路室生」に落ち着いた。 |
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登山口へ向かう途中の尖った岩山の鎧山 |
曽爾高原の干上がって湿原になっているお亀池と亀山峠 |
二本ボソへの登りから曽爾高原を見下ろす |
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二本ボソにある入山料を徴収する小屋 |
入山料を徴収するおばあちゃんが上り下りに利用するケーブル |
頂上から二本ボソを眺める |