大台ヶ原(日出ヶ岳)(ひでがだけ)(1695m) <奈良県/三重県> (日本百名山)  09,6,3  
●日出ヶ岳〜正木嶺〜尾鷲辻
  (周回)
 <単独>
登山地点
下山
6:10
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---
6:35
大台ヶ原駐車場 7:35
7:10
6:50
6:40
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正木嶺
尾鷲辻
頂   上
[0:25]所要時間[0:55]
山上ヶ岳登山口へ

正木嶺への登りから日出ヶ岳を振り返る

360度の大展望が広がる頂上

・日本百名山・大台ヶ原の主峰がこの日出ヶ岳。この大台ヶ原は明治の初めまでは全く未知の山だったのを、北海道に多くの業績を残した晩年の松浦武四郎が探索し、詳しい地図を作成してから多くの人に登られるようになったとのことである。

・スカイラインを登り切ると広大な駐車場。いろいろな施設が充実した登山口。1600mなのに、土日には定期バスまで5・・・さすが百名山。・空身で、6:10スタート。頂上をただピストンするだけでは、あまりにも物足りない。まずは、頂上を目指し、その後、正木嶺〜尾鷲辻をぐるっと周回した。カメラも忘れたので、携帯電話のカメラで撮影したので、画質がイマイチ。頂上の展望台からは、遮るもののない大展望が広がり、大峰山脈を初め、熊野灘も見えた。正木嶺の南斜面一帯の立ち枯れたトウヒの白骨林は、独特の景観を作り出していて印象的だった。ここでシロヤシオがゴヨウツツジと同じものだと知る。

下山後、狭いクネクネ道が多く、45kmに2時間も掛けて移動し、次の山上ヶ岳へ。

快適な樹林帯の遊歩道

展望台の建つ頂上へ

頂上から熊野灘を望む

正木嶺へ向かう

正木嶺南斜面一帯のトウヒの白骨林

スカイラインからの昨日登った釈迦ヶ岳(左)と八経ヶ岳(右)


山上ヶ岳(さんじょうがだけ)(1719m) < 奈良県> (日本三百名山)  09,6,3   
●(登り)蓮華辻コース
         〜(下り)表参道
 <単独>
登山
地点
下山
 9:30
 9:50
10:55
11:25
清浄大橋
13:05
12:10
11:45
11:30
林道終点
蓮華辻
洞辻茶屋
西の覗
頂  上
[1:55]
所要時間
[1:35]
竜門岳登山口へ

表参道の途中から頂上方向を見上げる

時期的に花のなかった頂上〜最高点はこの直ぐ奧

・この山は、修験の祖・役行者が今から1300年も前に、修験道の根本霊場と定め、今でも脈々と引き継がれ、且つ女人禁制を守っている名山である。

・1000円の駐車料金を払い、9:30スタート。登山口の清浄大橋を起点に、蓮華辻経由の沢コースを登り、尾根の表参道を下って周回した。急な岩だらけの沢沿いの道を源頭まで詰めるとコルが女人結界門の立つ蓮華辻だった。そこまで登って来たという二人の女子大生に会う。

・山頂下の大峰山寺では、若い4人の修験僧が勤行をしていた。やがて、ほら貝を吹きながら下りて行く。「こんにちは」と挨拶したら、「おまいり」と返ってきた。そう言えば、この奧駈道の挨拶の仕方を本で読んだことがあったが忘れていた。しかし、関西弁の修験僧というのも、何か迫力不足な感じが否めない・・・?

・表参道には、多くの宿坊や茶屋が並ぶ。断崖絶壁の上から下を覗く「西の覗」は、上に立ったが覗きはパス。それにしても、頂上付近は深い谷底から切り立つ岩壁や岩峰など、まさに修験の根本霊場らしい雰囲気を醸し出すいい山だ。洞辻茶屋の行者堂で多くの修験僧が勤行をしていた。お経を聞いていたら、我が家の真言宗だった。

・下山しても、まだ12:40。これで本日打ち上げはもったいない。明日の予定の龍門岳を目指す。途中、吉野山の狭いながらもびっしり軒を連ねる門前町の中を通る。

川瀬谷沿いの道を登り詰めると女人結界門の建つ蓮華辻

蓮華辻から頂上へ向かう途中は岩場が続く

穏やかな笹原の先に頂上が・・・

一等三角点の設置される最高点は聖蹟となっている

頂上直下の大峰山寺

大峰山寺の中で勤行する若い修行僧

今でも栄えている宿坊

修行の場でもある西の覗岩の上

西の覗きを横から眺める

洞辻茶屋の行者堂で勤行する修行僧

表参道の女人結界門

表参道入口の清浄大橋


竜門岳(りゅうもんがだけ)(904m) <奈良県> (日本三百名山)  09,6,3   

●三津コース(ピストン)
 <単独>
登山
地点
下山
14:55
15:05
15:25
登山口
三津峠
頂 上
15:55
15:50
15:30
[0:30]
所要時間
[0:25]
津風呂湖へ
道の駅「宇陀路大宇陀」(入浴・泊)

津風呂湖(ダム湖)から眺める竜門岳

頂上は展望もなく、古い祠と一等三角点のみ

・奈良県吉野町の今昔物語に登場する久米仙人伝説の残る山である。吉野山口神社からのコースを登れば、滝や伝説の忍べる名所・旧跡なども楽しめたようだが、1000mを切る山で、山容的にも大して魅力的なわけでもない。三百名山に選ばれている価値を見いだせないで終わった山だった。

・百名山の大台ヶ原の最高峰・日出ヶ岳の後、時間が掛かると思っていた山上ヶ岳が思ったより早く上がったので、明日予定のこの山へ向かった。時間も遅いので、予定していた山口神社のコースをキャンセルして、地図を参考にあちこち走っていたら、偶然見つかったおそらく最短コースであろう三津登山口からピストンした。

・頂上には一等三角点と古い祠があるだけで、展望はまったくなし。むしろ途中の送電線下の草原上の所が快適な場所である。下山後、この山が良く見えるという津風呂湖まで足を伸ばした。確かに、湖とセットの山容に、少しは点数がアップした。

・下山後、明日の高見山へ向かい、途中のすぐそばに温泉のある道の駅「宇陀路大宇陀」で打ち上げ。

美津登山口から簡易舗装された登山道を行く

三津峠分岐

送電線の鉄塔や反射塔が立つ草原状の地点

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