釈迦ヶ岳(しゃかがだけ)(1800m) <奈良県> (日本二百名山)  09,6,2  
●旭口・峠登山口コース(ピストン)
 <単独>
登山
地点
下山
5:25
5:55
6:50
7:05
峠登山口
旭口登山道分岐
水 場
頂 上
8:30
8:10
7:30
7:20
[1:40]所要時間
[1:10]
八経ヶ岳登山口へ

登山道の正面にずっと見えている釈迦ヶ岳頂上

釈迦如来像が設置された頂上

・今日の釈迦ヶ岳と八経ヶ岳と明日の山上ヶ岳は、1800mピークを連ねる大峰山脈上の熊野古道の修験の道「大峯奥駈道」の途中のピークである。今回は、たまたま横からお邪魔するだけであるが、機会があったら、1週間ほど掛けてその修験の道を縦走したいものである。この釈迦ヶ岳は、大峰南部の雄峰で、山頂に青銅の3.6mの釈迦如来像が設置されていることで有名な山である。

・神戸のAさん情報で、十津川村旭口から林道を19km走り、峠にある登山口から最短コースを辿った。今回辿った登山道は、尾根道だが、快適な稜線歩きといった雰囲気だった。ほとんど整備の手が入っていず、おまけに疎林帯でずっと展望が楽しめ、久しぶりに高山の雰囲気を楽しめた。頂上からも360度の大展望が欲しいままだった。

・青空をバックに立っていた山頂の釈迦如来像は、大正時代に「鬼まさ」と呼ばれる強力が一人で道を開き、3つに分けて担ぎ上げたという。台座だけで134kgあるという。凄い男がいたもんだ。山頂一帯に、初めて目にする清楚な白いツヅジが綻び出していた。花は下を向いて咲いている。下山途中で出会ったご夫婦に聞いたら、これがシロヤシオツヅジとのこと。しかも、これは皇室の愛子様のお印だとか・・・。

整備された比較的新しい登山口

釈迦ヶ岳の南側に聳える大日岳の尖鋒〜この稜線も奧駈道

千丈平

初めて目にしたシロヤシオツツジ(ゴヨウツツジ)

青空をバックの釈迦如来像

奧駈道の稜線の先に聳える、この後登る八経ヶ岳


八経ヶ岳(はっきょうがだけ)(1915m) < 奈良県> (日本百名山)  09,6,2   
●行者還トンネル西口コース
     (ピストン)
 <単独>
登山
地点
下山
10:50
11:35
12:15
12:50
13:00
13:20
登山口
奧駈道出会い
聖宝の宿跡
弥山小屋
弥山神社
頂 上
15:45
15:15
14:35
14:15
----
13:50
[2:30]
所要時間
[1:55]
下北山村「きなりの湯」(入浴・車中泊)

弥山小屋付近から見る八経ヶ岳

頂上の上に逆さ虹のような「環水平アーク」が・・・

・大峰山脈の最高峰。近畿の最高峰でもあり、日本百名山にも選ばれている。地図には、別名の八剣山や仏教ヶ岳との記載も見られる。

・行者還トンネルからピストンした。登山道の2/3は奥駈道だった。その出会いまでの急登がきつかった。1400m〜1600m辺りはシロヤシオが満開であった。その出会いから奧駈道は石碑や石仏があり、信仰の山らしい雰囲気が漂う。弥山小屋から弥山神社を往復して八経ヶ岳を目指した。一帯の立ち枯れの林が痛々しい。

・頂上標識の上に、逆さ虹が見えた。「環水平アーク」と呼ばれる、漂う板状氷晶により光屈折が起きる非常に珍しい現象らしい。これほど色彩の非常にはっきりとしたものも珍しいらしい。

・朝の内に釈迦ヶ岳を登ったこともあり、この山は、今回の山旅で最もハードな感じで珍しく疲れを感じた。明日の大台原近くの上北山の道の駅は温泉が休みだったので、さらに南下して、下北山村の「きなりの湯」で疲れを癒し、夕食を摂り、駐車場で泊まった。

満開のシロヤシオツツジ(ゴヨウツツジ)

奧駈道への合流点〜この先は釈迦ヶ岳へ続く

奧駈道を示す標識〜弁天の森

途中から八経ヶ岳(左)と弥山(右)を望む

聖宝の宿跡の理源大師像

営業小屋の弥山小屋〜この日も利用者は多かった

痛々しい枯れ木の間を抜けて弥山神社へ

弥山山頂の弥山神社

八経ヶ岳頂上から望む枯木の山肌が目立つ弥山

頂上から朝の内に登った釈迦ヶ岳を望む

頂上から望む明日予定の大台ヶ原

環水平アークの内暈と外暈


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