第16回おおたき国際スキーマラソン
15km参戦記 06,02,05


天 候小雪
気 温
雪 温
スタート時 −8℃
       −14℃
ワックス


(効果)
base gallium ブルー
top  gallium AXF10
finish swix・ceraFC007
(まあまあ?)
記 録 1時間13分40秒
1km換算ラップ 4分54秒
中間地点ラップ 38分
順 位 60歳以上の部
7位/完走者104名
 3月に伊達市との合併が決まっている大滝村の16回を重ねてきた大会である(1)。クロカンを始めた年の6回大会から、途中1回仕事の関係でキャンセルした以外は30kmを中心にずっと参加してきた大会である。昨年から60歳以上の部での入賞狙いで15kmにエントリー変更をした。しかし、昨年の4位から7位と後退、連続入賞も逃し、先週の北海道スキーマラソンに引き続き、5月の右肩故障で夏場のトレーニングを全然しなかったことの影響とパワー不足を、まともに痛感した大会であった。
 
  いつもは2日前のポイント予報の気温でワックスの選択をするのだが、前日になって、予想気温がぐんと下がり、ワックスの変更を余儀なくされる。 galliumのAXF10:AXF20を1:1で塗った上に改めてAXF10を塗り直して、翌日に備えた。20時に寝て3時に起きたので、睡眠は十分である。

 例年通り、早朝4時出発の貸し切りバスを仕立てて、クロカンスキークラブ・函館XC−KID’Sのメンバーと一般参加者合わせて23名の参加である(2,3)。会場に到着した8時過ぎには、晴れていて徳舜瞥岳もくっきりとその鋭鋒を見せていたが、その後、だんだん曇ってきてスタート時には小雪が降り始めた。しかも、気温が−8度と非常に低い。小雪がやみそうにもないのと寒いのでサングラスを止めて、眼鏡の上にゴーグルを着ける。

 軽くアップをして、スキー検査をしに行ったら、「昨年入賞しているのでシード選手です。その表示板のところにスキーを置いて、30kmがスタートしたらすぐ前に並んでください。」と言われる。シード選手だなんて生まれて初めての経験で、うれしいものである。スタート地点で、HYML(北海道の山メーリングリスト)仲間のオコタンペ@恵庭さんとSu@倶知安さんに逢い、写真に収まり、互いの健闘を誓い合う(4,5)。

 10:00に30kmがスタートして、5分後に15kmのスタートである。30kmスタート後、シード選手は前の方2列くらいに並ぶのだが、さすが最前列は気が引けて2列目に並ぶ。いよいよスタートである。さすが、周りは超高速ペースである。ついついそのペースに巻き込まれてしまい、一気に心拍数が上がり、オーバーペースが気になる。

 2km付近で、後ろからスタートした同じクラブのMaさんに追いつかれ、前に出られた地点にNaさんがカメラを持って待っていた(3番手が私)(6)。

 やがて、急な長い坂に取り付くのだが、その前から心拍数のアップに体が付いていかない、いっぱいいっぱいの感じである。その坂を登り切れるか不安がよぎる。案の定、坂を少し登ったところで苦しさに負けて立ち止まって一息入れてしまう。同じクラブのNaさんにも追い抜かれて檄が飛ぶ。また、60歳代のゼッケンの人3人ほどにも追い抜かれてしまう。呼吸を整えて、その長い登りを登り切ったが、追い上げようにもそれらの60歳代のゼッケンの人はすでにかなり先の方に行っていた。

 一番きつい登りでも汗すらかかない寒さで、指先の感覚がないというより痛い感じである。。ワックスは低温なりに合っているとは思うのだが、前との差が詰まらない。この5km付近ですでに、追い越すのは30kmの遅い人だけで、15kmの人は前後、まったく追い越すことも追い越されることもなくなる。こんなことも珍しい。中間地点のエードでスポドリを飲む。この地点のタイムがこれまであまり記憶のない38分台で、愕然とする。ちなみに昨年は34分であった。

 気を取り直して、その先のゆるい登りを進む。後半、ようやく指先の感覚が少し戻ってくるが、相変わらず汗は出ない。昨年は、後半に追い上げて60歳代の人を数人抜くことができたが、今回は、はるか前方で、なかなかその差が詰まるどころか、反対に広がっていくような感じである。

 前後まばら状態のまま、登りのピークの10km地点を通過。あとは下りの楽しい5kmなのに、目標となる人すら遠い一人旅である。あと2km付近で、同じクラブのIさんがビデオカメラを構えて、さらに、ゴール前300m付近で再びNaさんがカメラを構えて応援してくれる(7)。

 昨年より7分も遅いし、坂で抜かれた人数からしても、多分入賞は無理だろうと思っていたが、貼り出された速報を見ると、案の定7位で連続入賞は逃してしまった。6位と1分以上も離されていて、悔しさも湧いてこなかった。入賞者の名前を確認したら、昨年勝たせてもらった人3人が前に入っていた。

 参加賞の長いもを受け取り、スキーを置きにバスへ戻る。いつもはビールをすぐ飲むのだが、汗もかかなかったせいか全然その気が起きなかった。靴を履き替えて再びゴールへ戻り、きのこ汁を食べる。しかし、今年のきのこ汁は、きのこがめっきり少なくなり、昨年までなかった大根や人参が多く入ってちょっと残念であった。自分は入賞を逃したが、Kaさんが6位入賞で、表彰式で少し盛り上がることができた(8)。

 クラブの全員がゴールするのを見届け、まだ次々ゴールする人たちを眺めながら(9)、バスへ引き上げ、ビールで喉を潤す。口々に出るのは、異常な寒さとの闘いである。その後、お定まりのコースで名水亭の温泉に入り、きのこ王国でお土産を、長万部でかに飯を買う。当然、バスの中は宴会状態で盛り上がる。

大会結果・成績一覧


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