第18回恵庭クロスカントリースキー大会
30km 参戦記 06,02,19

初参加なので、撮影モードであったが、アップダウンの少ない高速レースを楽しんだ。しかし、後半急に滑りが悪くなったのが残念

天 候晴れのち曇り
気 温スタート時   +1℃
ワックス


(効果)
base gallium hybrid
top gallium AXF30
finish セーラFC007焼き付け
(前半バッチリ、後半全然)
記 録 1時間55分24秒
1km換算ラップ 3分48秒
10km地点ラップ 39分48秒
20km地点ラップ 36秒45秒
30km地点ラップ 38秒51秒
順 位 56位/124名(40歳以上男子)
 初参加の大会である。会場は恵庭市畜産共進会場をメイン会場として、隣接する広い自衛隊演習地内の道路を利用したアップダウンの少ない平坦なコースである。60歳以上限定のシニア10kmという種目もあったが、初参加の大会なので、カメラ持参の撮影モードと平坦なコースでの滑りを楽しむことを主眼に30km(1周コース)に参加した。

 情報として「自衛隊の車両やスノーモービルで整備したコースなので、圧雪車で整備したコースと違って、コース状況があまりよくなく、スキーに傷も付くことが多い」とは知っていた。広々とした会場に到着して、アップを兼ねて試走してみたが、3日前の暖気で溶けた状態で整備したのが前日の冷え込みで堅くなったらしく、余計デコボコ感が強かった(1)。しかし、それはそれで手作り感が強くその手間を考えるだけでも感動ものである。

 スタート地点で、今年初対面の札幌のSaさんご夫妻(2)同じく札幌の北野チームのKiさんとTaさん(3)、さらには、私とずっとすべて同じ大会にエントリーしていて毎回顔を合わせているHYML(北海道の山メーリングリスト)仲間の地元恵庭のオコタンペさんとも挨拶を交わしてスタート準備である。スタート前ですでにプラス気温なので、高速レースが期待できる上に平坦なコースなので2時間切りが可能かも知れない。

 9:30スタート。案の定よく滑る。今回は後ろの方からゆっくり滑っていく。広いメイン会場から道路を利用したコースへと入っていく。この辺りは、みんなアップで滑っているので、雪面もこなれて滑りやすい(4)。

 しかし、だんだんばらけてきたその後は、コースは非常に幅広く整備されているが、雪面がフラットでなく堅いために、みんな前の人が滑って柔らかくなった跡を1列になって滑る。追い越すときは堅いままのデコボコのところを滑らなければならないので大変である。後ろの方からスタートしたので、前半はずっと追い越しモードであるが、追い越すのも大変なので、あまり慌てないで一歩一歩セーブ気味の滑りを楽しみ、条件のいいところで追い越すようにする。雪面状態以外は、平坦で直線コースも多く気持ちの良い一定のペースでの滑走を楽しむことができるのがうれしい。そのうちに234番のオコタンペさんの後ろ姿を捕らえ、3kmほど彼の後ろを付いて滑る(5)。

 ワックスもバッチリ状態で、押さえ気味で通過した10km地点のタイムが39分台で、2時間切りが十分期待できるペースである。その辺りで前を行くオコタンペさんのペースが落ちてきたので、追い越させてもらって前へ出る。

 ところが、15km付近から、雪質も変わっていないのに急に滑りが悪くなり、サイドブレーキを引いたような感じになる。今まで経験したことのない状態である。考えられるのは、ベースワックスである。今回初めてgalliumのhybridという万能のベースワックスを使ってみた。もしかしたら、柔らかいトップワックスが剥げてそれが災いしているのかも知れない。当然、それまで追い越してきた人達に少しずつ追い越されるようになる。オコタンペさんにも追い抜かれてしまう。珍しく疲れもなくパワーが十分残っているのに残念な状態である。

 同じコースを滑ることはないが、方向を180度変えて折り返しとなる17.5km地点のエードの写真を撮ったら、「余裕ですね〜!」と声を掛けられる(6)。エードも割と充実している。初めてゆっくりした20km地点のエードにはスポドリのほかにバナナ、ロールケーキ、パンなどがあった。

 20km地点の通過タイムは1時間16分であった。滑りは悪くなったが、楽に2時間は切れそうである。その後は、概ね微かな下りの気持ちよい直線コースが続く(7)。しかし、サイドブレーキを引いたような滑りは変わらない。ときどき前のめりになってバランスを崩すこともある。左右スキーを履き替えてみたが、やはり同じである。前半の滑りが良かっただけに非常に残念であるが、我慢の滑走を続ける。

 ゴールまで3km地点を過ぎた辺りに、スタート前に聞いていた唯一きつい登りが待っていた。しかし、30mほどの長さであろう。それをカメラに収めて一気に登り切る。いつもは辛い登りであるが、今回はその変化を楽しむ余裕があった(8)。やがて、高速道路の上の橋を通り、広い共進会場へ戻り、大きくカーブを描いてゴールを迎える。ゴールには、2分前にゴールしたというオコタンペさんが迎えてくれた。

 後半、ワックスが合わず我慢の滑りであったが、30kmでこれほどダメージの少ない、滑りを十分楽しんだゴールは初めてである。3日後に出たリザルトでの順位は予想より下ではあったが、2時間を切り、来年はもっと順位を上げる自信もあるので大満足である。ゴール後はSaさんご夫妻のご主人のゴールを待ち、やはり予想タイムより早くゴールできて満足気な姿をカメラに収めて車に戻る。

 無料券が利用できる恵庭温泉ラフォーレで再び逢ったオコタンペさんとのんびりクロカンや山談義をかわす。来週の湧別での再会を期して彼と別れ、札幌へ出て諸用を足す。夕方には、明日の長尾山〜美比内山の山スキー登山に備えて、車中泊するために国道230号線の道路情報館の駐車場に落ち着く。

 大会成績一覧


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