天 候 | 曇り |
気 温
雪 温 |
スタート時 気温+1℃
雪温−2℃ |
ワックス
(効果) |
base gullium ブルー
top gullium AXF30
finish セーラFC100
(バッチリ!) |
記 録 |
34分00秒73
60歳以上の部 優勝/5名
総合順位 4位/82名
(1kmラップ換算 4分15秒) |
最長でわずか8kmのローカル大会ながらも、3位までではあるが、道南で唯一年代別表彰のある大会である。例年、我が「函館XC-KID'S」のメンバーが大挙して押し掛け、そのほとんどを総ナメにする大会である。
私は4年振りの参加であるが、今年のクラブ員の参加は15名である(1)。
結果は、ゴール前200mで意外な伏兵に並ばれ、デットヒートを振り切っての私の年代別優勝(総合4位)を初め、大人の男女組別7組の内、優勝5,2位3,3位2の合計10人が3位以内入賞という成績であった。
前夜からの悪天候の中、札幌を早朝5時半に出る。吹雪模様の中山峠を越えて南下し、長万部まで来ると雨に変わる。途中のコンビニでレース中に合羽代わりに着るために大きなビニールのゴミ袋とはさみを買う。ところが、今金町に近づくと、なんと風もなく、青空まで広がっているのにはびっくりする。
前夜、湿った雪が60cmも降ったとのことで、コース整備が大変だったようである。今年は例年たくさん参加する室蘭市や伊達市では別なイベントとぶつかったとのことで、エントリーが半減して133名という寂しい大会となったらしい。アップ滑走をしてみるが、雪は滑るものの、ストックを突くたびに埋まるのには閉口する。
途中の悪天候が嘘のような晴天の下、開会式が終わり(2)、いよいよスタートである。広く圧雪車で踏み馴らされたグランド状の先にある狭いコースの入口目指して滑っていくが、そこへ入る段階でお互い牽制し合って少し混雑する。そんな中、同じクラブのNaさんが思わずもがなトップを走ることになる。私は6番手で入る。
コースは整備にムラがあり、ストックは突くたびに埋まる。まるで障害物競走のような感じで思うようにストロークを伸ばすことができない。まずは、1周目の折り返し手前で、前を進むクラブ員以外の函館から参加の男性を抜いて5番目に出る。1周目の折り返し地点を過ぎたところでトップからだんだん落ちてきたNaさんを捉えて4番目となる。その先は同じクラブのWaさん、Fuさん、Maさんの順に続き、自分の位置取りも妥当なところである。
そのままの順位でスタート地点へ戻ると、選手の紹介の実況放送が流れる。2周目に入ると、コースは湿雪ゆえに歩くスキーで踏まれてデコボコ状態となっていて、非常に不安定な状態である。その上に、遅い歩くスキーの人をかわしながらの辛い滑走である。自分までの順位は間隔が少しずつ開きながらも変わらないままである。このままであればクラブ内順位も妥当なところで年代別優勝は間違いないので、安心して少しペースを落としてゴール地点のグランド状のところへ戻ってくる。
ゴール前200mほどで横に並ばれた気配がしたので、ふとゼッケンを見ると同じ60歳以上の組の人である。慌てて、スピードを上げて逃げ切りに掛かるが思うように差が開かない。ゴールはカーブの先である。転ばないように気をつけて必死でゴールに飛び込んだが、体ひとつの差だけであった。観客には楽しい見せ場を提供した感じである。この方は八雲町の方で、60歳以上にこのような伏兵がいるとは思わなかった。なかなか思うように勝たしてもらえないものである。来年から毎年いいライバルとして争わなくてはならないわけで、のんびりと滑りを楽しむわけには行かないようである。タイムは短距離がゆえのスプリント競争の割りには、コース状態が不安定な上にストックが突くたびに埋まったためか全体的に遅く、自分も34分台という不満の残るタイムであった。
ゴール後、温かい牛乳とスポーツドリンクが用意されている。それを飲みながら
次々と入ってくるクラブのメンバーを待つ(3)。11時半ごろになって、地元の美利河婦人会手作りの豚汁が振る舞われる。無理矢理お替わりさせられる形で2杯もいただく。
ゴール後、1時間半も待ってようやく閉会式と表彰式である。大人の組の年代男女別の優勝をほぼ総ナメにする表彰式では、当然メンバーの盛り上がりが賑やかである。
大会長から優勝の金色メダルを首から提げていただき、「来年もまた参加してください」と握手される(4,5)。
閉会式を終えて、無料入浴券が付いているピリカ温泉でのんびり過ごして、帰路に就く。これで、6週連続のクロカンスキー大会モードも快調な形で続き、あと来週の「湧別原野85km」を残すだけである。